とにかくお手軽HDMI端子
恐るべき普及価格で発売される「AX-V465」。 |
というわけで、拡張性を考えるなら、ぜひHDMIの数は欲張っておきたい。
ゲームに適した液晶テレビ選びの記事のときに、HDMI端子の少ないテレビでもAVアンプを導入する予定なら構わないと書いた。
■関連ガイド記事:ゲームの為の液晶テレビ選び、三つの大原則
テレビにHDMI端子の数を求めるなら、AVアンプで欲張ったほうがいい。
なぜなら、AVアンプからHDDレコーダやゲーム機の音声を鳴らそうと思ったら、TVではなくAVアンプに接続することになるからである。結果的にはTV側のHDMI端子は無駄になる。
というわけで「安価で」「HDMI端子が豊富で」「最新フォーマットに対応する」AVアンプ、ということで筆者がオススメするのはYAMAHAから3月末に発売される「AX-V465」。
AX-V465
実勢価格40,000円ほどでHDMI入力が4つというのは英断といえる。普通、普及価格のアンプなら高価なHDMI入力端子数が真っ先に削られるからだ。
ちなみにHDMIセレクターは10,000円から20,000円ほどする。
もちろんBD、PS3のフォーマットには対応するし、フロント2本のスピーカーのみでサラウンドを擬似再現する「バーチャルシネマDSP」を搭載するので、リアにスピーカーが置けないユーザーや、とりあえず擬似サラウンドで始めてゆくゆくは5.1chに拡張したいユーザーなどにもオススメする。
ただし背面に2つスピーカーを増やす7.1chサラウンドは本機のみでは実現しないほか、ピュアオーディオなどで音にこだわりのある人にはオススメしかねる。あくまで入門用か、音質までにそれほどこだわらない人向けだ。
もっとも、そういう人には桁が1つ違う製品ラインアップがある。ハナから「PS3でお手軽ホームシアター!」などという発想はないだろう。
さて、今回この「AX-V465」をお借りできることになったので、次回は実機レビューをお届けしたい。お楽しみに!
次回のメールマガジンでは、実はすでに設置済みの「AX-V465」のレポートをお届けしよう。