先日のことだが、新婚旅行で南フランスへ行ってきた夫婦の家にお邪魔した。
モデルルームのような立派な新居で大型テレビがドン、と置かれたリビング。
当然のように旅行の写真が見てみたいという話になり、夫婦はデジカメのAVアウトからテレビのAVインにコードを繋いでスライドショーを実行した…。

いやいやいやいやいやいや!
あのCMではないが、これは非常に「もったいない!!!」。
せっかくの想い出写真、大型テレビならもっと綺麗に映せるんです!

原因は出力の仕方

液晶テレビは写真の表示に適しているといえる。
デジカメには標準でテレビ出力用のケーブルが付属していることが多い。
一部の製品ではD端子(もしくはコンポーネント端子)やHDMI端子に対応したものが付属するが、残念ながら多くの製品ではコンポジット端子となる。
画素数としては最低クラスの640x480、しかもピントがボケて元の写真の精細さはまるで失われる。
最近では携帯電話などでも採用されている500万画素のデジカメですら、画素数は2592x1944に達する。
コンポジット接続では撮影した写真の大部分を潰して表示していると言ってしまってもいい。
これが1000万画素オーバーのデジカメや高級1眼レフデジカメだったら、もはや言うまでもない。

ちなみにS端子が付属している場合でも、現状大きな違いがあるとは言い難い。
だがD端子であればボケの不満は大きく解消される。
HDMI端子なら言うことはない。

D端子という名称で混同しがちだが、実はD端子はデジタル伝送ではなく、アナログ伝送となる。
現状ではHDMI端子のみが、テレビにデジタル伝送できる唯一の規格となる。
HDMI端子でフルHDのテレビに接続した場合で、ようやく不満なく1920x1080の表示が可能になるのである。

それでもデジカメの画素数よりは減るが、拡大してもディテールが損なわれないという点も大きい。
もし大型テレビでデジカメ写真を観るなら、是非HDMI端子での接続を検討したい

であればデジカメの周辺機器でHDMI出力が可能なものを購入するのが早い。
だが、もしPS3の購入が念頭にあれば(またはPS3を所持していれば)、それは必要なくなる。