PS3 でHD市場を切り開く!
年末年始、「PS3第3のローンチ」となるだろうか? |
比較して自社ラインアップの乏しいPS3は、苦しい現状をセカンドパーティー・サードパーディーに頼らなければならない状態にある。
しかし、早いHD対応で既にノウハウを培った海外サードパーティーに対し、国内のHD対応は磐石とは言いがたい。
したがって海外製作の『リトルビッグプラネット』や『レジスタンス2』『モーターストーム2』、国内ではレベルファイブ製作の『白騎士物語 -古の鼓動-』、バンダイナムコ『NARUTO』、来年発売予定の『ファイナルファンタジーXIII』などに大きな期待が掛かるのである。
日本でウケる海外ゲーム、そして大作の国産ゲームがPS3を救うことになる。
初代プレイステーションのときはサターンと値下げ合戦を繰り広げたSCEだが、今回はそういった展開になっていない。Xbox360の値下げに対していまだに対抗手段を売っていない。無理な値下げが経営を圧迫したセガの二の轍は踏まないということだろう。
また、これは未だ、PS3が本格的な普及レンジに入っていないと見なしているということでもある。
来年にはCELLが45mmプロセスに移行するという発表もあり、ソフトが揃ってくる年末商戦か来年の早い段階で値下げがあるのではないかと予想される。
このあたりでPS3が強さを見せれば、次世代ゲーム機は終結しないまま、ゲーム市場は新しい時代を迎えることになるだろう。
次世代ゲーム機の群雄割拠の時代が迫ってきている。