好調なPSP、『モンハン』のその後(4ページ目)

初代PS、PS2での成功体験は蘇るのか？

これ、全部SCEのタイトル。ファーストタイトルの勢いがあるのも大事。

独創的なタイトルがソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されると言うのは初代プレイステーションを思い出させるし、ゲーム以外の機能が注目されると言う点ではプレイステーション2のDVD機能を連想する。
また、PSPを代表するタイトルである『モンスターハンターポータブル』が海外市場ではヒットしていないというのも面白い事実だ。初期のプレイステーションも、国内タイトルの普及が先行していた。

PSPが発売されてから4年。

「そろそろPSP、欲しいなぁ」と言う声も聞こえるようになってきた。
次の仕事はこれをどう「PSP、買っちゃった！」に繋げるかである。

PSPの成績はPSP以外にも大きく影響する。

良質なタイトルが増えてきているのに爆発的普及に至っていおらず、ゲーム以外の機能が充実するハード…PS3にもこの成功を反映したいところだ。
事実、PSPの歩んできた道とPS3のそれは似ている部分も多い。

『モンスターハンターポータブル』でPSPに弾みをつけ、その成功体験をPS3に継承、と言うのが今ソニー・コンピュータエンタテインメントが描いている作戦ではないだろうか？
同様に6月12日、PS3最大の目玉タイトル『メタルギアソリッド4』が発売される。確実にPS3最大の販売本数を記録することだろう。
だがその後の販売戦略がやや希薄なのも、やはりPSP同様なのである。

「注目作の発売後」、PSPの課題はそのままPS3にとっても課題となりそうだ。