雑誌のレビューはあてにならない?
某有名誌のクロスレビュー。充分参考にはなるが、少人数ゆえの偏りも気になる。 |
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ネットが発達する前は雑誌のレビューなどしか判断基準がなく、ショップ店頭でもクロスレビューを切り抜いたものをパッケージとともに掲示したりしていた。このクロスレビュー、参考になるのだろうか?
筆者独断の結論としては「参考にはなるが、絶対ではない」。
思うに、ひとつのゲームをレビューするのに4人程度の意見を聞いてもそれほど信頼性は得られないのではないだろうか。また、レビュアーが同じような点数を付けがちなのも少々気になる。
ユーザーサイドから邪推すれば、雑誌などはメーカーからの広告費も大事な収入源であり、そのお得意様の商品にあまりマイナス点を書けないのではないかとも考えられる。
その辺を少しフォローしておくと、筆者自身もメーカーからサンプル製品をお借りしてレビュー記事を執筆することが多いが、だからマイナス点を書けないと言う事はない。
きっちりと良い点、悪い点をレビューしてメーカーから訂正を求められたこともない。筆者の事実誤認がもとでの訂正などは当然筆者のミスなので、指摘があったり気がついたときには即座に処理するようにしている。
過度に期待しなければ参考にはなるクロスレビュー。基本的にはニーズとサプライであり、悪い点を受け止めた上で、その製品に興味をもった人の手に届けばよいのだと思う。
要は「その製品がどんなものかを正しく理解」することが大事なのである。
もちろんそういった広報展開もメーカーの義務ではあると思うのだが、やはり遊んでみてわかることも多い。
購入前にその製品を知る最も良い方法は、「購入した人の意見をしっかりと聞く」ということだ。
というわけで、筆者は読者参加型のレビューサイトを強く勧める。