ゲーム機の買い時は「欲しくなった時」
「PS3…ほしいけど、買うのはまだ今度でいいか…」 |
答えは「欲しくなった時」である。
至極当然の話だ。PS3が本当に欲しい人であれば、あれこれ考える前に既に購入している。
でありながら、買い時を迷って躊躇しているユーザーは多いことと思う。いわゆる買い控えである。
国内では未だ200万台を突破していないPS3だが、この裏には膨大な買い控え組が潜んでいることは想像に難くない。
何故、PS3には買い控えが起きるのだろうか?
値下げ待ちや乗り換え組
まず多く見られるのは値下げ待ちグループである。発売当時20GBモデルで49,980円、60GBモデルで59,980円という価格だったPS3だが、この状況で飛びつくいわゆるアーリーアダプターたちは限られた在庫をあっという間に食いつくし、それ以降は逆に余剰在庫の状態が続いた。ここで最初のケチがついてしまったわけだ。新型ゲーム機登場の熱気は一気に冷め、「値段が高い」「ゲームソフトが少ない」という消費者の冷静な目にさらされたPS3の売り上げは膠着状態となった。
新型ゲーム機が登場するというのは「お祭り」の状態なのである。お祭りの状態を維持し、その熱気のまま一気に普及するのが望ましい。
この年末年始もWiiは飛ぶように売れている。「何か良くわからないが購入しよう」というユーザー層が存在するのがお祭り状態の特徴である。
PS2の発売直後もやはり深刻なソフト不足の状況があったが、熱狂的なお祭り状態でそれを乗り切った経歴がある。
ゲーム機などは「なくても生活に困らない」わけで、消費者にあまり冷静に判断されるとなかなか買っていただけないわけである。
PS3発売前にXbox360にいち早く飛びついた層、Wiiの購入でとりあえずおなかがいっぱいになった層などもPS3には大きなマイナスとなった。
その後、価格が下がってソフトが増えてきてからは大きな転換となっただろうか?