著作権保護の考えの違い
対してDVB-T方式では著作権保護規定を策定中の段階であり、既にPCなどに対応した外付けチューナが普及している現状を考えると、策定もかなり難航するのではないかとも考えられる。つまり欧州と日本では著作権保護の認識自体が違う。
PCの周辺機器としても、DVR-T方式のものは豊富に発売されているがISDB-T方式のものはほとんどない。
著作権保護が厳格であるゆえに、PC用チューナなどの開発は極めて困難なのである。
したがって日本国内でPlayTVを実現するには、チューナにB-CASカードを挿入できるスロットを用意したり、番組にコピーワンス情報を付加したり、HDDに保存された番組情報にスクランブルをかけたりと一筋縄ではいかない。
ましてPSPに転送などもってのほかである(PSPに移動した時点で元の録画データは消えてしまうわけだ)。
日本国内において、PS3をHDDレコーダーにするにはクリアしなければならない問題が多く、筆者としては相当難解だろう、と思う。
しかしこれから世の中はどんどんハイビジョンに移行していく。PS3がハイビジョンの入門機として活躍するためにも、なんとしてもその難題をクリアして対応して欲しい。