こうなるはずだった「PS3の勝ちスケジュール」
PS3本体の開発の遅れがそもそもの諸問題の始まりだった? |
僕はこの事態を「欧米主点の経営戦略」が招いたと考えています。
現在、PS3用タイトルの体験版が遊べるPlaystation@Storeは、日本版より北米版のほうが充実しています。純粋に遊べる体験版の本数だけでもかなりの差ができてしまっているのです。
このままではPS2発売後のXboxのように、Xbox360の背後を追いかける存在で終わってしまいます。ここで今一度国内に目を向け、日本国内で何が求められているかをしっかり分析した上でのPS3らしさを追求してほしいのです。
まずは日本国内でずっしりと腰をすえて!
生まれた国の足元を磐石にしてこそのゲーム機だと思うのですが…。 |
贅沢なポリゴン表示能力、RAM容量を「ギリギリまで使いこなして次世代の映像体験を提供する」という方法もありますが、逆に「工夫しなくてもある程度の映像が実現できる」という方向で活用すれば、と思うのです。
メーカーに巨額の開発費を負担させず、日本国内をしっかりとターゲットに入れて、丁寧なバックアップを続けること。そしてユーザーに高価なハードウェアの購入費を負担させず、早い段階での低価格化に踏み切ること。
その上でPS3を「多数のタイトルが開発されるプラットフォーム」に育て上げること、それがPS3というハードを世に送り出したソニー・コンピュータエンタテインメントの“責任”であるように思います。
■関連ガイド記事:PS3.1は発売されるのか?
■関連ガイド記事:PS3の『Home』は『Second Life』的?
■関連ガイド記事:蔓延する「PS3不調論」を吹き飛ばせ!