嗚呼お父さんは昔ミュージシャンだったのだよ

 
『ループシーケンサー ミュージックジェネレーター』サクセス/発売中
僕が始めてパソコンに興味を持ったのは今から15年ほど前の事。当時はWindowsよりもDOS/VパソコンやNECのパソコン、PC-9801やPC-8801などが主流でした。

僕にとってパソコンは何かスゴイ事ができる魔法の箱。中学生だった僕には手が出せない憧れの的でした。しかし、とある電器屋さんの店頭で見たパソコンに目が釘付けになったのです。

そのパソコンには鍵盤が繋がれ、ビッグバンドのような音をスピーカーから鳴り響かせていました。初めてDTM(デスクトップミュージック)という存在を瞬間です。

衝撃でした。

誰も演奏していないのに、パソコンだけでYMOの『ライディーン』が鳴り響いている。ひょっとしたらパソコンが僕をミュージシャンにしてくれるかもしれない!

僕は高校入学までにお金を溜めてパソコンと音源、鍵盤を購入しました。当時はDTMというとMACがメインで、僕の買ったPC-9801ではあまりシーケンサー(作曲用のソフトウェア)などの選択の余地はありませんでした。

それでも僕は曲作りにのめりこみ、稚拙な曲を量産したり、学園祭でバンドの一員としてつたないキーボードプレイを披露したりしたのです。

それから時代は過ぎ、Windowsでも豊富なシーケンサーが登場し、音は飛躍的に良くなり、それに呼応するかのようにミュージックシーンも変化していきました。

シーケンサーもそれまでの譜面を入力していくようなタイプのほかに、『ACID』に代表されるような、出来上がったリズムやメロディーをパズルのように繋げていくループシーケンサーと呼ばれるものも登場しました。

今回はPS2初の本格ループシーケンサー、『ループシーケンサー ミュージックジェネレーター』を紹介します。

『ミュージックジェネレーター』は質実剛健、本物のシーケンサーだ!

実は私、MIDI検定2級なるものを所持しておりまして、パソコンでシーケンサーを使うのはある程度自信があります。が、しかしループシーケンサーなるものは初体験。少々ドキドキしながらソフトを立ち上げてみました。

 
起動直後にはもう入力画面に。無駄は一切ありません。
…質実剛健といいますか、ケレン味が全く無いといいますか、もう即座に入力画面です。タイトル画面→スタートボタンを押してね♪などというものを想像していた私少々驚きました。

つまりこのタイトル。かなり本気でシーケンサーなのです。立ち上げるたびに無意味なタイトル見せられちゃかなわんわけです。どこかでちょっとイロモノめいたものなんじゃないかと思っていた自分を戒めつつ、長年シーケンサーを扱ってきた勘でもってマニュアルも読まずに操作してみることにしました。