■ 本当の熊 |
昔から思ってたことがあるんですが、ディズニーの人気キャラクターでクマのプーさんっているじゃないですか。いつも蜂蜜食べてるイメージの。僕は彼を見るたびに「みんな騙されないで! 彼は熊だから! 蜂蜜よりきっと生肉のほうが好きだから! むしろ蜂蜜は生肉につけて食べるための調味料だから!」とか思うんですよ。
あと、友人の子供が動物園に行って、本物の熊を見たときに「こんなのは熊じゃない」と泣いていたことがありました。普段見慣れている絵本やぬいぐるみの熊と現実の熊とのあまりの違いに泣いてしまったんですね。
このように熊に対して過剰な妄想を抱くのは教育上よろしくありません。今後、子供達に正しい熊を教えてあげる必要があると思いました。そこで紹介するのがこのゲームです。
■ 出会い |
ガオォォ。
彼は不意に僕の部屋に現れ、「歌手になりたい」と言い出しました。
ってことで、現在は引退した伝説の演歌歌手になって熊を一流の演歌歌手に育てるゲーム。それが『くまうた』なのです。
家内がこのゲームに異様な執着を見せ、中古で購入したのですが実にいい味を出しているゲームなんですよ。
まず最初弟子入りした熊に、レコード会社からデビューのお誘いが来ます。こ! これは大物演歌歌手であるところの私のコネなのか!
ってことでまずは熊自身の提示する芸名から「これは!」という芸名を選びます。うちはなんとなく勢いで決めました。弟子の名前はベアボーン重装甲。意味がわかりません。
中堅です |
さて、プロデビューするんだからもちろんデビュー曲が必要です。ここからがこのゲームの醍醐味。プレイヤー、つまり師匠の指示で作った曲を、なんと熊が歌い上げるのです。
これこそが音声合成技術を駆使して作られた画期的なシステム! 独特な節でコブシをまわして歌う熊の姿はまさに必見です。
心を込めて歌います |
では次ページで作曲方法を紹介しましょう。