■お子様のいる家庭に!
ボードゲームはお子様のいる家庭では必需品だと僕は考えます。親戚が集まったとき、友人の家族が遊びに来たときなど、さまざまな局面で活躍してくれます。大人同士で話し合いたいときなどは子供たちだけで遊ぶこともできますし、大人が混ざっても楽しめることでしょう。「目的地に一番乗りする」という基本ルールの単純さが間口を広げていると思います。
子供に勧めやすい理由に、かわいらしいキャラクターも挙げられます。貧乏神が最初に登場するとき汚いお尻を振り振りとしてきたり、線路上にうんちを置いて通せんぼしてしまうカードがあったり、子供受けする部分も多いのです。貧乏神がキングボンビーになった時などは画面的にも派手でわかりやすく、あまりゲームのルールがわからない小さなお子様でも見ていて楽しめるのではないでしょうか。
また、日本全国各地を飛び回るうちに地名、名産を覚えてしまえるのもポイントが大きいですね。ゲームをしているうちに地理に詳しくなり、旅行で訪れた場所をプレイバックするのにも最適です。
■パーティーゲームの決定版として!
パーティーゲームとしてもバランスがよく、大人数でじっくり楽しめます。ただし貧乏神のなすりあいでリアルファイトに発展しないように気をつけましょう。お勧めとして、弱いコンピューターを混ぜて遊び、コンピューターに貧乏神を擦り付けるという遊び方も。こうしておくと純粋な鉄道ゲームとして楽しめます。じっくり各地の物件を独占、増資して、手が出ないような超高額物件を購入することも可能になります。特に岡山の桃太郎ランドは購入したときの効果が劇的! 一見の価値ありです。
■『桃鉄12』の新要素は?
『桃鉄』シリーズ最新作として、ゲームシステム上ではあまり変化がないようですが、やはり新登場のハリケーンボンビーがポイントとなりそうです。近くのプレイヤーまで物件を吹き飛ばしてしまい、農林物件でもお構い無しなので要注意。従来のように農林物件を買っておけば安全ということはなくなってしまいました。
他、新要素いっぱいの西日本編がつくのはお得感があります。これは完全な新マップで遊べる『桃鉄』で、西日本だけが舞台になっています。以前『桃太郎電鉄X』に北九州編がついたので、次は東日本編??
西日本編は貧乏神系のお邪魔キャラ、大阪のおばちゃんが登場。目的地が大阪のとき、誰かが大阪に着くと一番遠くのプレイヤーにくっつきます。勝手にカードを使うわ物件も自由に買わせてくれないわ、そのおせっかいぶりは貧乏神級。恐るべし大阪のおばちゃん!
■加藤お勧め!
大人数で10年くらいで遊ぶのも楽しいですし、3年くらいの短期決戦でも盛り上がります。プレイヤー1人とコンピューター3人で99年遊ぶのも、絵的にはアレですが楽しいものです。毎年恒例の『桃鉄』。中古で昔の作品を安く買うのもお勧め! 新要素いっぱいの今作を買うのもお勧め! 古~い『桃鉄』しか遊んでいなかった僕ですが、最新作にはいきなりハマってしまいました。一家に一枚必携かも!
『桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!』公式サイト
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