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クリリンは魔貫光殺砲の夢を見るか? 『ドラゴンボールZ』

『ドラゴンボールZ』は1人でも2人でも遊べ、アニメそのままの世界が堪能できる良作格闘ゲームです。注目はストーリーモード、そしてキャラクターのカスタマイズ。魔貫光殺砲を放つクリリンは作れるのか!?

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

ドラゴンボールZ
機種プレイステーション2
メーカーバンダイ
発売日2003年2月13日発売
価格6800円
ジャンルアクション


ドラゴンボールZ
「オッス! オラ悟空!」
ということでドラゴンボールZです。男の子なら皆夢中になったのではないでしょうか。鳥山明氏が産み出した国民的漫画で、ハリウッドの映画化も予定されている超人気作品ですね。実は10年以上も前に台湾で映画化されているというのは…多分歴史上では抹殺されている事実なのでしょう。台湾版ドラゴンボール、気になる人がいたら新七龍珠という単語で検索をかけると良いでしょう。

で、現在でもロングセールスを記録している今作。漫画やアニメで大人気だったドラゴンボールZの世界が3Dで甦っているのだから、ファンにはたまりません。僕は「なんとなく見たことがある」という程度でファンというわけではないのですが、友人の強い薦めで遊んでみることにしました。

ドラゴンボールZは過去に対戦ゲームとして何作もゲーム化されています。それこそファミリーコンピュータでも上から見下ろしたタイプのアクションゲームが発売されていたくらいですから、ゲーム機と共に進化してきた作品だと言っても過言ではないでしょう。


ヤムチャもいます
ドラゴンボールZのストーリーはあまりよく知らないのですが、大雑把なエピソードやキャラクター程度はわかります。過去のドラゴンボールのゲームも数作遊んだことがあります。が、今回はその決定版といった感じ。

店頭などでゲーム画面を見た事がありかなり驚いたのですが、今作はドラゴンボールZのキャラクターが3Dで見事に再現されています。スネ夫や鉄腕アトム並に3D化が難しそうな悟空の髪型も完全再現!

天下一武道会、対戦などのゲームモードがありますが、真っ先に遊んでほしいのはストーリーモード。原作のストーリーが駆け足で紹介され、シチュエーションにのっとった戦闘を楽しめます。デモ画面の再現度も必見の完成度で、アニメと同じ声優陣なのは涙もの。ゲームとしても単純な対戦だけでなく、様々な制約があったり使える技が違ったり、バリエーションに富んでいて楽しめます。

何より楽しいのは、ゲーム中に様々なアイテムが獲得できる点です。アイテムによって天下一武道会で選べるキャラクターが増えたり、キャラクターをカスタマイズできる要素が増えたりします。
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