■セガブース |
カプコンブースと並んで、様々なハードで数多くのタイトルを展示していた それにしてもスポーツ、カードゲームなど実に多彩なラインアップがズラリと並んでいて、セガのソフトハウスとしての力をまざまざと見せ付けられる充実ぶり。多機種で波状攻撃的にビッグタイトルを発売するセガが今後業界をリードしていくのは確実ではないでしょうか。 『電脳戦機バーチャロン マーズ』 昨今のゲームは操作が難しくなる一方。カプコンからXboxで発売された『鉄騎』などその際たるもので、40ものボタンを駆使した専用コントローラーが話題になっています。リアルなシミュレーターとしての1つの回答のようなゲームでしょう。 そんな中、2体のロボットが対戦する『電脳戦機バーチャロン マーズ』は「サポート・コントロールAI」システムを採用して簡略化に挑戦しています。このシステムは「AIが状況に応じて最適な攻撃パターンを選択してくれる」というもの。操作はアナログスティック(移動)、LRボタン(旋回)、□(攻撃)×(ダッシュ)○(ジャンプ)△(ターゲット切替)というボタン操作だそうですが、この操作を見ただけで「無茶苦茶複雑」と思ってしまう僕は既におやじプレーヤーなのでしょうか。 そんなおやじプレーヤーには「サポート・コントロールAI」によって操作がどれくらい簡略化されるのか注目されるところでしょう。 元はアーケード作品だった『電脳戦機バーチャロン』シリーズの家庭用新作ということで、ドラマチックモードというミッション形式のモードが搭載されるそうです。このシリーズは人対人の対戦が一番白熱するので、ネットワーク対戦に対応されるかどうかも気になりますね。 『Shinobi』(ページ下部) ここのところ、テクモの『NINJA GAIDEN』、またテクモの『アルゴスの戦士』、コナミの『真魂斗羅』といったオールドゲームの続編、リメイク作品が多く見られるようになってきました。 『メタルギア』や『女神転生』シリーズもかなり古くから続くシリーズ作品ですが、これらの作品は継続的に続編が作られており、印象としてはかなり違うものがあります。 そんな中セガが発売するのは『忍』シリーズを髣髴とさせるタイトルの『Shinobi』。主人公はやはり忍者で、グラフィック的には『忍』シリーズとの格差がありすぎてとりあえずシリーズ作とは思えません。おそらくこのタイトルは、オールドファンに対するオマージュ的なものなのではないかと思えます。 もし『忍』というタイトルを聞いて「懐かしいなぁ」と思うユーザーならば、その画面の進化具合に驚くことでしょう。ものすごく上手に作られたパラパラ漫画とハリウッド映画くらい印象が違います。 オールドゲームのリメイクとしても気になるところですが、ここのところ忍者を題材にしているゲームが重なっているのも興味深いところです。ナムコの『ニンジャアサルト』、そして上でも紹介したテクモの『NINJA GAIDEN』。以前から忍者の軽い身のこなしがアクションゲームに合うためか、忍者が主人公のゲームは多いのですが、英語表記のタイトルから想像するとアメリカ市場をあらかじめ狙っているのではないかと想像してしまいますね。 |