■コナミブース |
コナミグループは傘下のタカラ、ハドソン、元気などを合計して70タイトルを展示という元気の良さ。中でも注目が集まったのは『ANUBIS ZONE OF ENDERS』でしょうか。 『ANUBIS ZONE OF ENDERS』 『ANUBIS ZONE OF ENDERS』は『メタルギアソリッド』シリーズなどで知られる小島秀夫監督作品の新作で、『Z.O.E』の続編となります。前作『Z.O.E』は、オービタルフレームと呼ばれるロボットに乗って敵と戦うアクションシューティング的なゲームで、簡単な操作で多彩な動きを見せる点が魅力でした。ただ唯一そのボリュームの少なさが欠点で、ストーリーの途中で終わったようなエンディングを残念に思ったユーザーも多かったことでしょう。 今回は軽快な操作性はそのままに大幅なパワーアップを果たし、完全な新作と呼べるようなボリュームとなっています。物語の主人公が前作と違うこともあり、前作を知らなくても遊べる作品になりそうです。 前作が非常に良い操作性で、本能的にボタンを叩いているだけでもそれなりにカッコ良く戦ってくれたので今作にも非常に期待しています。他、特筆すべきはやはりグラフィックの美しさでしょう。レーザーが飛び交う戦闘や2Dで表現されるストーリーは小島監督作品ならではのこだわりが感じられます。 『女神転生』シリーズで“悪魔絵師”として知られる金子一馬氏がオービタルフレームを1体デザインしているというのも話題性が高いですね。逆に『真・女神転生3』が期待されるアトラスブースにも小島監督が現れるなど、メーカーを超えた交友が垣間見れる一幕もありました。 作品の根底がアニメということで敬遠しがちですが、小島監督作品を通して見られる演出の妙、練られた操作性などは万人にオススメできます。 『メタルギアソリッド2 SUBSTANCE』 同じく小島監督の新作『メタルギアソリッド2 SUBSTANCE』は、世界で450万本売れた『メタルギアソリッド2』の完全版とも言える内容。SUBSTANCEは「本質」とか「実体」とか言う意味だそうです。 同作の本編を収録し(音声は英語)、500以上の訓練ステージ、「もっとスネークを」というユーザーの声を反映した「スネークテイルズ」という新モードなど、様々な新要素が追加されています。基本的には前作+アルファという作品なのですが、今回“+アルファ”が非常に魅力的なので、ファンだけではなく初めてシリーズに接する人も要チェックと言えるでしょう。 それにしてもスネークがラーメンを死守するミッションや、ザコ敵が巨大化した“メカゲノラ”を倒すミッションなどバラエティー豊かなミッションも魅力。小島監督ならではのユーモアを楽しむことができます。 |