接続の設定はパソコンなどと同じ。今回の条件ではルーターを使用しているので、ほとんど設定しなくて大丈夫でした。
さらにフレッツADSLなどで採用されているPPPoEという技術に対応していますので、フレッツADSL加入者はIDとパスワードをあらかじめ設定しておけば複雑な認証などは必要ありません。
ブラウザにはソフトウェアキーボードが付属
さて、インターネットに接続するにはURLを入力しなければなりません。プレイステーション2には別売りのキーボードがありますが、無くても大丈夫。ソフトウェアキーボードでURLを入力することができます。
正直言ってキーボードに慣れた体には辛いものがありますが、「http://」や「www」など良く使う文字はワンタッチで入力できるようになっていて予想外に使いやすいものでした。
せっかくなので前回モデムを借りた時と同じように、AAJのプレイステーションサイトを開いてみました。
テレビ画面で見ても相変わらず僕の顔色は悪い…。
フォントなどはテレビ画面でも見やすいものが採用され(さいもんフォントと言うそうです)、文字主体のサイトでもストレス無く読むことができました。
コントローラーでのブラウジングというと操作性に問題がありそうなイメージがありますよね。『ともだちのわ』でもそのあたりが少々不安だったのですが、結論からいうと心配ありません。若干のとっつきの悪さはありますが、アナログスティックのおかげで直感的な操作を実現しています。
そして使用されるキーが限定されていることで、ブックマークなどの呼び出しがとても簡単にできる事がポイントです。慣れれば片手でもそれなりにネットサーフィンが出来ます。
お手軽にインターネットを楽しむなら“買い”
やはり電話回線を使用しないインターネットは快適です。パソコンを起動せずに、ゲーム機で手軽にブラウジングできる魅力は格別。テレビ番組を見る感覚で気楽にインターネットを見るのはちょっと新鮮な感じがしました。
残念なのは、現状ではMP3や動画の再生に対応していないということ。あまりヘビーな用途には向かないと言えるでしょう。
あくまで気軽にネットサーフィンをしたい人向けという感じですが、「ちょっとメールチェックがしたい」「チェックしておきたいサイトがある」「調べものがあるんだけど、パソコンを起ちあげるのは面倒」など、ちょっとした時にすぐに繋げるのは思ったより便利ですよ。
それこそゲームに詰まった時にそのままAAJプレイステーションサイトのリンク集から攻略カテゴリで攻略法を調べる…そんな使い方が最適です!