散歩/和む散歩ルート

池袋から江戸川橋まで、弦巻川の痕跡を歩く(5ページ目)

かつて池がたくさんあったからその名前がついた「池袋」。そんな池袋の池からいくつかの川が流れていた。そのひとつで、今は暗渠化された弦巻川の痕跡をさがしながら池袋より江戸川橋まで歩いてみた。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド



三角寛、菊池寛の旧宅

今どきのギャルが携帯電話で話ながら門をくぐっていく。ここは日本女子大の寮であった。さらにまっすぐに進むとサンカ小説で有名な三角寛の旧宅がある。今はその旧宅をそのまま利用して料亭になっている。さらにその先は菊池寛の旧宅だ。
由比ヶ浜
三角寛邸跡にそのまま作られた料亭

今はマンションになっていて、その前に案内の説明文があるのみだ。それによれば、菊池寛は昭和12年にここに越してきて亡くなる昭和23年に亡くなるまでこの家で過ごした。菊池寛が住みはじめた時期、すでに弦巻川は暗渠になっていた。

不忍通りから音羽通り、そして神田川へ

弦巻通りを抜けると高速道路があった。不忍通りから、音羽通りに出て、講談社の前を通り過ぎ、大塚警察署のところを一本西側、高速道路の隣の道が川跡のようだ。
神田川へ
暗渠から神田川に注ぐポイント

かつての弦巻川は、今の江戸川公園手前で水窪川という、同じく池袋方面から流れてきた川と合流し、神田川に流れ込んでいた。今はもう少し下流に暗渠化された下水道が神田川に流れ込むポイントを見ることができた。今回の散歩はここで終了。かつて池袋から流れていた川は他にもあるので、またそれらも歩いてみたい。



【関連サイト】
元池袋史跡公園
豊島区立元池袋史跡公園 - Wikipedia
善福寺川 リバーサイド Blog: 弦巻川を歩く 1
雑司が谷 寛


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