二代目つじ田 味噌の章
夕方、テレビを見ていたら、ラーメン評論家の石神秀幸氏が、新しいラーメン店を紹介していた。ぼんやり見ていると、げげげ、ちょっと前にここの記事で紹介したお蕎麦屋さんがなくなって、味噌ラーメン専門店になっているではないか。記事はこちら→「神田小川町で蕎麦を食べ、上野まで歩く」世の中、移ろいやすいわけである。さっそく前の記事を訂正する意味でも、この新しくできた味噌ラーメンの店に行くべきだろうと考えた。行列ができていた「二代目つじ田 味噌の章」 |
11時前の都営新宿線の小川町駅に到着。ここの駅はおもしろく、ほぼ同じ場所なのだが、丸ノ内線の場合は淡路町駅となる。地上に出てみると、淡路町の交差点、小川町の交差点がそれぞれ靖国通り沿いにある。
さて、以前「蕎麦作」があった場所へ行くと、ありましたねぇ、「味噌の章」という看板。開店したばかりで、最初の客となった。ここは味噌ラーメン専門店、辛味噌や玉子入りもあるけれど、ここはひとつシンプルに味噌ラーメン。他のお客もポツポツとやってくる。なぜかBGMは美空ひばり。なんだか昭和のムードである。
これが味噌ラーメン
それにしても、なんで前のお蕎麦屋さんはやめてしまったのだろうか。けっこう個性的なお蕎麦屋さんだったのになぁ。お客だってけっこう入ってたはずなんだけどなぁ。なんてことを考えていると、モヤシを中華鍋で炒める音が聞こえてきた。これが「味噌の章」の味噌らーめん 800円 |
カウンターだけのお店で、以前の「蕎麦作」と同じように厨房の様子がよくわかる。味噌ラーメンの野菜は、炒めてある方が僕は好きだ。期待感が高まってきた。
と、やってきました、味噌らーめん!
ボリューム満点であった
スープをひとくち飲むと、ちょっと驚いた。こ、これはあまりにもストレートな、札幌味噌ラーメンではないか。たしかに、メニューのところに「今、オリジナリティあふれる味噌らーめんが多い中、あえて王道にこだわりました」というようなことが書いてあったが、ここまでの王道とは思わなかった。いやぁ、大満足な一杯であった |
さて、野菜を少し食べてみると、さっと高温で炒めているためか、シャキシャキ感のある野菜となっている。そして、麺。この麺も王道である。黄色の縮れ麺。麺もスープも札幌味噌ラーメンのど真ん中というところだろうか。一点、個性を際立たせているというのは、青海苔であろう。個人的には青海苔は不要のような気がした。青海苔はトッピングにして、ごく普通の味噌ラーメンというのを750円くらいで食べてみたかった。そういう意味で、トッピングにバターとかコーンがあれば、もっとうれしかったかも。とはいえ、なかなかおいしい一杯であった。気がつけば店内は満員。そして外には、行列ができていた。
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