都営新宿線曙橋駅をスタート
|
曙橋の下は靖国通り、上は外苑東通りである。 |
今回の散歩は靖国通りを歩いてみようと思っている。スタートするのは都営新宿線の曙橋駅だ。駅の出口をあがるとそこが靖国通りである。曙橋の歴史は新しく、できあがったのは1957年(昭和32年)である。橋の名前は一般公募で決まったそうだ。もっとも計画が立ち上がったのは、関東大震災からの復興時期だとのこと。
昔ながらの鉄橋の下を通る靖国通り
|
晴れていても薄暗い鉄橋の下。 |
はじめてこの橋の下をくぐったのはもう20年近く前のことだ。この先にある雑誌の編集部があり、そこで連載をしていた僕は、この道をよく通った。懐かしい道だ。はじめての訪問は晩秋の雨の日で、とても寒かった。寒さもあって、なんとなく暗い気持ちだったことを思い出した。
防衛省を左に見ながら市ヶ谷方面へ
|
かつては広大な徳川尾張家の敷地で今は防衛省になっている。 |
橋をくぐると、左側には防衛省の敷地になっている。かつてここは陸軍士官学校があり、その前は徳川尾張家の敷地であった。
江戸時代の地図を見ると、道はなく、このあたりは池があったようだ。
合羽坂という坂があるのだが、この名前の由来は池にカッパがいたことにあるようだ。
さらに進めば、防衛省の正面玄関があり、靖国通りは四谷駅方面からくる外堀通りに合流することになる。
さあ、次ページでは
曙橋をスタートし、防衛省の前を通り過ぎ、市ヶ谷橋を渡り、靖国神社に至る2.5kmのコース。