原宿名物「つくも」でちゃんぽん
これまで何度もこの明治通りを通っていたが、この店には気がつかなかった。小さな店であることも理由のひとつだが、表の看板によれば、営業時間は月曜日~金曜日の午前11時半~午後1時半である。土日はお休みで、平日のたった2時間しかやっていない。気づかないはずである。これが「つくも」のちゃんぽん。800円である。 |
すぐに入れるかと思ったが、けっこう待たされた。やれやれと中に入るとカウンターの中のおやじさんが「ちゃんぽんしかありませんけど、いいですか」といわれる。メニューは皿うどんとちゃんぽんしかない。本当は皿うどんにしようと思っていたが、まあいいか。これだけ待ったんだし…。
旨さがじんわりくる
他の方々が食べているのを眺めていると、みなさん、ゆかりのかかった小ご飯が提供されている。と、貼り紙が目に入った。サービスでご飯が提供されるらしい。不要な人は事前に言ってくださいというようなことが書いてある。というわけで、ちゃんぽん登場。オーソドックスなちゃんぽん。 |
麺は普通のちゃんぽんの麺。実にオーソドックス。ひとくち食べてガツンとくる味があるけれど、ここはそういうタイプではない。スープにしろ具にしろ、際立った個性はないのだけれど、全部食べ終えたところで、じんわりおいしさがこみ上げてくるといったたぐいの旨さである。これこそ、本当のおいしさではないだろうか。
食べている間、次々にお客さんがくるが、「もう終わりです」とご主人。
自分が最後から3番目であった。それにしてもうまい。スープを飲み干し、
かなり満足して、店を出た。今度は皿うどんを食べてみたい。
次ページでは
表参道まで歩きます!