これが「勢得」の「得勢ラーメン」
僕はこのところ、つけ麺の店に行ってもほとんどラーメンを注文する。なぜかといえば、つけ麺というのは、麺を食べないとスープが飲めない。僕は先にスープをすすりたいので、とくに秋になってからは、ラーメンの回数が増えている。というわけで、この日もラーメン。これが「勢得」の「得勢ラーメン」920円。 |
Eくんによれば、この店はかつて荒川区町屋にあって、当時から行列店だったそうだ。こちらに移転してから後も、ファンが訪れているという。僕は迷わず、「得勢ラーメン」920円。普通なら「特製」なのだろうけれど、ここは店の名前「勢得」を逆さまにした「得勢ラーメン」になっている。で、出てきたラーメンにはこれでもかとばかりにチャーシューが乗っていた。
小麦が香る麺
多くの人はつけ麺を頼んでいる。席が離れて座ってしまったEくんもつけめんを注文している。どこでもそうだが、ゆで時間などの関係でラーメンが先に出てくる。スープをすすってみる。濃い強いスープだ。動物系+魚介のスープだろうか。どろりとしていて、甘みを感じる。あとからEくん曰く「甲殻系のダシでしたね」と言う。なるほど、この甘さはそうなのかもしれない。それにしてもEくんの舌は相当なものだ。噛みしめると小麦が香る自家製麺だ。 |
しかし、なんだかんだといってもここの特徴は麺であろう。ゴワゴワした縮れ太麺はスープがよくからむ。しかし、つるつるという具合ではなく、口にしっかり残る。そのため麺を噛みしめることになるのだが、これが本当に小麦の香りがしておいしいのだ。いやぁ、充分に堪能した。
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