鈴ヶ森刑場遺跡で手を合わせる
鈴ヶ森の刑場跡 |
このあたりはこんもりとした森がいくつかある。公園なのかと思って行ってみると、ただ樹木が植えてあるだけだったりする。そんなのんびりした感覚と、道路や線路は交通量が多いところだ。
京浜急行の大森海岸駅も近い。
そんなこんもりと茂る樹木がある場所のひとつが鈴ヶ森刑場遺跡である。
かつて、江戸に入る街道の入り口には刑場が設けられていた。
今では考えられないが、刑場というのは公開処刑の場でもあった。
これは江戸に入ってくる人々への戒めである。
ここ鈴ヶ森も東海道から江戸への入り口ということで刑場があったのだ。
火炙台の説明書きにドキリ!
八百屋お七をはじめ、火炙の刑が行われていた |
今でいえば14歳。まだ中学生である。
放火の刑は火炙り。生きたまま焼き殺すわけだ。
そして、その台座というのが今も残っている。
台座は今もここにあった
台座には花が手向けられていた |
思わず手を合わせる。
その横を自動車が通り過ぎていく。
江戸時代、多くの人が処刑された場所である。観光気分で浮かれることは慎みたい。