これが「丸信」のラーメン
カウンターに座ると厨房が見える。若い男性が麺を茹でている。時代の流れを感じるなぁ。
というわけで、ラーメンを注文。
「丸信」のラーメン 600円 |
これぞ東京ラーメンというシンプルなスタイル。実は、魚介系スープのラーメンというのを初めて食べたのが、かつてあった駅前の「丸信」であった。
それは衝撃的であり、感激もした。こうゆうラーメンもあるんだと。
友人もまたここのラーメンが好きで、よく2人で行ったものだ。
まだ20代だった僕にとって、かなり年上のおじさんたちが3、4人が厨房にいて、活気のあるお店だったのを覚えている。
つるつるの麺がうまい!
おいしいのだけれど、かつて食べた味とはどこか違う感じがした。具はチャーシュー、海苔、メンマというシンプルな丸信のラーメン |
見た目真っ黒な、スープはかなり濃い。
魚介系のスープ。チャーシューはしっかり味がついているというよりしょっぱい感じ。
このあたりの味付けは、昔風であろうか。昔食べたチャーシューの味が思い出せない。
隣にいた初老の客に店の人が
「きょうも病院ですか?」
と声をかけた。男性客は、病院に行った帰りにここのラーメンを食べるのが楽しみなのだと言い、ゆっくり麺をすすっている。
それにしても、どうもこの場所にあったのは普通の中華料理屋だったような気がするのだが、これも思い違いだったのだろうか。
さあ、かつての「丸福」を探しに三鷹まで歩こう。