ふくうどんをいただく
静かな山を下りてくると車の音が聞こえてくる。国道9号線だ。山頭火はこの庵を捨て、湯田温泉で再び庵を結ぶ。湯田温泉までの距離は10kmとあった。歩ける距離だ。次回は歩いてみたいものだ。それよりも、さっきの句碑のせいか、うどんがたべたくなった。
これが「ふくうどん」450円。肉(160円)をプラス。 |
正月休みということであまり店は開いていなかった。仕方なく駅のスタンドに入る。「ふくうどん 450円」の文字。山口県で「ふぐ」はにごらず「ふく」と言う。ダシは県産のカタクチイワシを使っているそうだ。これはうまそうだ。入り口の自動販売機でチケットを買う。トッピングに肉(160円)も追加!
実においしいうどんであった
この地方のうどんは細い。そして、箸でも切れるくらいなのだ。このうどんがおいしい。山頭火が母に供えたのもこんなうどんではなかったか。細く白いうどん。つるつると口に入っていく。 |
駅のスタンドだからといって、油断していたのだが、これが実においしいうどんであった。
おもわずおかわりをしたくなったが、もう若くもない。食べ過ぎもよくないと自重した。
<関連リンク>
種田山頭火 - Wikipedia
種田山頭火と其中庵(ごちゅうあん)、文学碑