散歩/和む散歩ルート

麻布十番~増上寺 東京タワーを見る散歩(4ページ目)

麻布十番駅でナポリタンなどの昼食をとり、東京タワーを目指して歩く。少しずつ見えてくるタワーは徒歩ならでは。増上寺に寄って、わらび餅をいただいた。秋の日を実感できるオススメ散歩です。

増田 剛己

執筆者:増田 剛己

散歩ガイド

東麻布商店街を抜けて、東京タワーへ

東麻布商店街を抜けて、遠藤さんと東京タワー。都心で電柱がまだあるのは珍しい
赤羽橋方向に歩く。このあたりに橋の名前が多いのは、古川という川がここを流れていたからだ。赤羽橋の交差点の手前で左に曲がると、東麻布商店街である。落ち着いた昔ながらの商店街だ。そう思わせるのは電信柱や電線がまだ残されているのもひとつの要因である。

その電線の間から、どーんと東京タワーが見えてくる。近づくにつれて、巨大な東京タワーの下の部分、鮮やかなオレンジ色の鉄骨が見えてくる。あー、これこそは百聞は一見にしかず。さっき遠藤氏から聞いていた以上の迫力だ。しかし、遠藤氏は東京タワーの目前で打ち合わせがあるからと、別れることとなった。

東京タワーは、平日の昼間ということもあって、やたらと中学生が多い。修学旅行だろう。お土産コーナーで悩みながら買い物をしている。楽しそうだ。小学生のグループもいる。さて、どうやって階段を昇るのだろう。右往左往。やっと、インフォメーションのカウンターを発見。Nくんが聞いている。な、なんと、階段で展望台まであがれるのは土日だけだそうだ。ショック。仕方なくエレベーターで展望台まで。

それにしても、東京タワーに来た覚えがなかったのだが、展望台まできたら何度かきたことがあるぞと思い出してきた。ただ、具体的な記憶がない。

左は昭和51年の新聞。右は昭和33年。細かい広告などを見ていくと、時代の違いが鮮明にわかる
Nくんが足を止めたのは、「あなたの生まれた日の新聞をコピーいたします」という自動販売機の前。こういうのがNくんは好きだ。僕が生まれたのは、なんと東京タワーのできた昭和33年である。さすがに文字も小さく古い新聞だ。Nくんは昭和51年である。僕が高校を出て浪人をしているときに生まれたことになる。さすがにNくんの新聞は今に近い。

とにかく東京タワーの中をいろいろ歩く。しかし、いい天気だ。室内にいるのはもったいない。僕たちは東京タワーをあとにした。
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