亀有～四つ木　「こち亀」両さんと昭和散歩(2ページ目)

両さんどら焼きを食べながら歩く

亀有伊勢屋さんの焼きだんご。もちもちして、味もちょっと格の違いを感じる

まずは、伊勢屋さんを探す。南口の「ゆーろーど」という商店街をしばらく歩くと、左側にある。焼き団子や和菓子などを売っているごく普通のお店。店内で食べることもできるようだ。ここでは「両さんどら焼」というのが売られている。これを買って歩きながら食べようと思っている。もちろんどら焼には両さんの顔が入っている。

Nくんは一緒にここの名物であろう焼き団子も買っている。実のところ、味のほうはあまり期待していなかった。が、これが驚くなかれ、ものすごく旨いのだ。焼き団子は歯ごたえがあるのに柔らかい。そして、あまじょっぱいタレが実にいい。これまで食べたお団子の中で、一番おいしいかもしれない。

こんなに旨い団子を出すのだから、もう少し老舗っぽさというか、高級感、敷居の高さを見せても良さそうなものだが、お店はいたって、ごく庶民的である。ああ、これが本物の下町なんだな。

両さんどらやき。普通にうまい。あんこのつぶつぶ感が食べた！という満足度をあげてくれる

「両さんどら焼」だけれど、僕はあずき（136円）、Nくんは栗どら（168円）。これも旨い。Nくんはどら焼を頬張りながら

「ここはあんこがおいしいんですね」

とNくん。僕も同意する。