ナムコのプリペイド式ICコイン「ナムコイン」とは?
ICチップを内蔵した「ナムコイン」 |
チャージできる金額は1コインあたり最大1万円まで。残った金額は専用端末で当日精算することが可能となってます。ナムコはすでに5月15日から神奈川県平塚市の店舗「NAMCOLAND平塚店」でこの「ナムコイン」を使ったシステムをテスト運用しており、この結果を踏まえた上での本格的な運用開始となります。
ここまで聞くと、これまであったプリペイド方式のシステムとどこが違うのかと疑問を持たれる方もいるでしょう。そこで、今回はこの「ナムコイン」が他のシステムとどう違うのか、また「ナムコイン」ならどのようなことが可能になるのかをご紹介しましょう。
硬貨と併用できる新たなプリペイド式ICコイン
このICコインの「ナムコイン」が他のプリペイド方式のシステムと大きく異なる点は、現金(硬貨)と併用が可能ということ。運用時は専用コインセレクターが設置されているゲーム機にICコインを投入することになりますが、この専用コインセレクターには硬貨を投入することも可能なのです。
つまり、1プレー100円のゲームをプレーする場合、10円玉5枚と500円をチャージしたICコインを投入すると、ゲーム機から現金50円、ICコインから50円が徴収され、残金450円のICコインが返却されるといったことが可能になります。「もう少しプレーしたいので、手持ちの硬貨を使いたい」といったときなどに便利なシステムですね。
またこのICコインを使ったシステムでは、価格を10円単位で自由に設定できます。さらに曜日別、時間帯別の価格変更などにも柔軟に対応できるので、店舗イベントや休日に合わせた割り引きといったサービスが可能になります。
「ナムコイン」の運用イメージ |
プレー料金が10円単位で自由に設定できるようになると……
もちろん、価格設定が自由なる以上、プレー料金の値下げだけでなく、値上げも可能となります。これまで100円だったプレー料金が110円、120円となることもあるでしょう。ただ、従来の硬貨だけに頼ったシステム上で単純に100円単位で値上げされるよりもよいのではないでしょうか。実際、大型の筐体を使用した体感ゲーム機などでは200円、300円のものは珍しくなく、500円の単価を設定されたものもあります。これらゲーム機の価格が自由に設定できるようになれば、稼働率などに応じて100円単位は難しくても10円単位なら価格を下げることも可能になるでしょう。
またこうしたシステムが普及していくことで、プレー料金に応じてビデオゲームのプレー内容が変化することやプライズゲームの景品が幅広くラインナップされていくといったことも可能になります。こうした変化はプレーヤーにとっても大きなメリットとなるでしょう。
現金以外を使用したプレー料金の徴収システムにはこのほか、電子マネー「Edy」を使用したセガの「セガEdyカード」などがあります(詳細はコチラの記事を参照してください)。いつもプレーする際は現金だけという方は、こうしたシステムを利用してみてはいかがでしょう。
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