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今更聞けないダーツのイロハ、教えます!

友人にダーツに誘われたが、今更、ダーツのルールを知らないなんて言えないっ! そんな人の為に、ダーツの基礎をお教え致します。ダーツブームが落ち着いた今、じっくりダーツの魅力にハマってみませんか?

執筆者:安達 孝之

ダーツの基礎をお教えいたしましょう

ダーツ部位
ダーツといってもその素材や大きさなどさまざまなタイプがある。手に馴染み、投げやすいものを選択しよう
雨が続いてジメジメするこんな季節に、空調が効いた室内でじっくりダーツゲームなどいかがですか? と、言われても、ダーツブームが落ち着いてきた今、「ダーツってどうやるの?」なんてことが言いにくい初心者のために、ダーツの基礎をお教えいたしましょう。

まず始めに、ダーツの部位から。ボードの突き刺さる鋭利な先端が「ティップ」、このティップから太くなった持ち手部分が「バレル」。そしてバレルから伸びる「シャフト」から羽部分の「フライト」に繋がる。

持ち方は様々だが、基本はバレルに上下、親指と人差し指を添えてダーツを支え、中指や薬指などを添えるようにしてグリップする。立ち方やダーツの大きさなどで添える指やその位置を変えて、狙いやすい持ち方を選ぼう。


スローイングはボードに置いてくる気持ちで


そしてこのダーツをボードに向かってスローイングするわけだが、スローイングする位置は床にスローイングラインが設けられ、このラインから後方でスローイングする。スローイング時のスタンスは、足を軽く開いてラインに向かって正対、横向き、斜めとあり、横向き斜めではラインから上半身を乗り出すようにすることで、ボードまでの距離を稼ぐことができる。

スローイングは、ボードに刺すことを意識して強く投げるのではなく、ボードに置いてくる気持ちで投げる。構えは手首、肩の余計な力を抜き、顔先にダーツを構える。体をブレさせずに、狙いを付けた位置から、スムーズな肘の動きと手首のスナップで投げる。

ダーツが放物線を描いてボードに刺さるようなスローイングをイメージする。何度かスローイングしてみて、慣れてくれば、精度もだんだん上がってくる。練習して崩れにくいスムーズなスローイングを体得しよう。


中心円ではなく「トリプル」エリアが高得点

ダーツの得点
イラストではトリプルゾーンなどをわかりやすく大きめに描いたが、本来はかなり狭いゾーンとなっている
ダーツの取り扱いに慣れてきたら、その的であるボードについても学んでおこう。ダーツは複数の得点ポイントが設定された円形ボードを使用するが、そのポジションはやや複雑。だが、そこがこのダーツの面白さでもある。

一見、円の中心である、赤い○「インナーブル」とそれを取り囲む緑の○「アウターブル」が得点が一番高く思える。実際、どちらも50点と高く設定されているが、円にはさらに「トリプル」と「ダブル」というエリアが設定されており、20点ポイントのトリプルエリアでは20点×3の60点となる。

ダーツは1人3本ずつ投げて1ラウンドとする。ゲームの種類によって投げるラウンド数は異なるが、8ラウンドの総得点数を競う「カウントアップ」などのゲームでは、高得点ゾーンでトリプルエリアなどをどれだけ狙えるかが勝負の分かれ目となる。


初心者はマナーにも気を付けて!

ダーツバー
ダーツはイギリス生まれの紳士が嗜むスポーツ。投げ直しや集中を乱すような発言を慎み、スマートに楽しもう
ざっとここまで紹介してきたのがダーツの基礎知識。ちなみに、初心者としてこのほか、覚えておきたいのは、ダーツのボードからの抜き方。抜く時は、ダーツを時計回りに回しながら抜く。左右に動かして引き抜けばボードを痛めてしまうこともあるので注意しよう。

自動で得点計算をするエレクトリック・ダーツなどのマシンを使ったプレーで無ければ、ダーツを引き抜くとき、刺さったその得点を自己申告してから抜く。当然のことだが、スローイングをするときは、近くに人がいないかを確認してから。また、スローイングの邪魔にならないようプレーヤーの視界に入らないよう配慮するのもマナー。

ダーツブーム以前に比べ、最近ではエレクトリック・ダーツも機種が増え、逆にアナログな昔ながらのダーツボードも併設する店が増えてきた。そんなお店の情報は、以前掲載したガイド記事「大人の遊び"で盛り上がる夜 "遊び"を肴に楽しむダーツバー?」"にて。

<関連サイト>
ガイドおすすめ記事「"遊び"を肴に楽しむダーツバー?」
ガイドおすすめ記事「「男の隠れ家」やってはいけないマナー違反」
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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