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子供よりオトナが夢中になる? ゲームセンターで甲虫相撲!

小学生を中心に、人気を集めるゲーム『甲虫王者ムシキング』。そんなゲームの開発者に届いた感謝とお礼の手紙。そんな手紙から、このゲームが変えた大人と子供の関係が見えてきた。

執筆者:安達 孝之

子供と大人たちの関係を変えたあるゲームとは?

ゲーム筐体
ゲームはショッピングセンターのゲームコーナーを中心に展開し、その他、ゲームセンター等にも設置されている。
子供たちを中心に人気を集めている『甲虫王者ムシキング』。このゲームが、子供たちに大きな影響を与え、子供とその周りの大人たちを巻き込んで、その関係を変化させているという。

そもそも、このゲームは子供向けに企画されたゲームで、テーマは子供が好きな甲虫(クワガタやカブトムシなど)。そしてゲームシステムも至ってシンプル。まずは、様々な甲虫のカードとその甲虫が繰り出すわざのカードを筐体に読み込ませる。そして、"じゃ
んけん"を模した3つ選択からわざを選び、甲虫の体力の尽く限り戦うというもの。

甲虫同士が戦う言わば"昆虫相撲"は、リアルな3D CGで描かれ、甲虫とその繰り出すわざのカードには様々なバージョンがある。"昆虫採集"の如く
収集すれば、その様々なカードの組み合わせ方で戦略的要素も増していく。

一見シンプルだけれども奥が深い。そんなゲームにハマっていったのは子供たちだけでなく、ゲームの前には大人の姿も。

ゲームを楽しむ子供の親などの世代では、ゲームもない子供時代、楽しみのひとつとして、昆虫採集や採取したクワガタ・カブトムシの昆虫相撲なんてものもあったはず。それが子供に受け入れやすいゲームとして蘇った、ということだろうか。

開発者に寄せられた手紙-親も認めたゲーム

ゲーム画面
3D CGで描かれるダイナミックな甲虫同士のバトル
そんなゲームを開発したセガの未来研(未来研究開発部)には、全国各地からお礼や感謝の手紙が続々と届いているという。子供または孫と、"甲虫"を通して話題ができ、ゲームを通してよりコミュニケーションがとれるようになった、など。

これまでゲームと言えば、親の世代からは白い目で見られがちだった。ゲームと言えば、未成年者に与える影響が良くないなど、未だに教育関係者や一部の識者には敬遠されている。

そんな現状があるだけに、こうして開発元まで感謝やお礼の手紙が届くゲームは他に無かったのではないだろうか? いずれにせよ、このゲームは子を持つ親の世代にも好意的に受け入れられたということだろう。

これまで「休日、子供とどうコミュニケーションをとっていいのか……」なんてお悩みの方は、子供このゲームを楽しんでみるというのはいかがだろう? それは別に子供時代、昆虫に触れた経験が無くても、子供と一緒に学んでいってもいいだろうし、時に子供に教えられてもいいのでは? 

この夏、子供とムシキングスポット&関連イベントで遊んでは?

ムシキングミュージアム
写真は銀座・博品館の『ムシキングミュージアム』
さて、そんな『甲虫王者ムシキング』、楽しめるのはショッピングセンターのゲームコーナーやゲームセンターだけじゃない。セガは全国に現時点で30店舗以上『ムシキングスタジアム』を展開。夏に向けてさらにオープンする予定だ。

この『ムシキングスタジアム』は、『甲虫王者ムシキング』をテーマにした専用コーナーで、ゲームのコミュニティーとして企画されたもの。毎週様々なイベントを積極的に実施していくほか、ムシキンググッズの販売も。

そして東京・銀座の 「博品館 TOY PARK」4Fには"ムシキングの聖地"として 『ムシキングミュージアム』がある。日本最大のゲーム設置台数を誇り、歴代のムシキングカードが展示されたムシキングギャラリーやムシキングのホームページが見られる端末なども設置している。

(C)SEGA, 2003
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