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ボディボードのスピンの上達方法! 基本のテクニック

ボディボードの花形テクニックスピンのやり方を学んで、誰もが憧れるスピンを成功させましょう! 今回ご紹介するスピンは、斜面の上に上がり、進んでいる方向から下に降りるように回るフォワードスピンの上達方法です。コツをじっくり教えてもらいましょう。

執筆者:うるの 加奈

ボディボードでスピンを上達させたい! 基本のやり方

ボディボードでスピンを上達させるコツとは

ボディボードでスピンを上達させるコツとは

ボディボードの花形テクニック、誰もが憧れるスピン。スピンには斜面の上に上がり、進んでいる方向から下に降りるように回るフォワードスピン、進んでいる方向から逆方向に戻るようにしてから回転するリバーススピンがある。今回は基本のフォワードスピンの解説をしよう。  
 
<目次>
 

ボディボードのスピンのやり方とは?

スピンとは斜面を走っているボードを360度回転させ、またライディングを続けていくテクニックで、3つの重要なポイントがある。

1 ボトムターン
2 ボードへの乗り込み
3 ヘッドムーブ

この3つの順序と完成度によって、スピンが出来るかどうかが決まってくる。
 

ボディボードのスピンのやり方1:ボトムターン

ボトムターン
しっかりとレールを入れてトップへ向かってボトムターン
最初の回転はボトムターンから行う。ライディングしている状態からボトムターンをすると、斜面の上方向に上がっていく。この動きを真上から見ると、ボードのノーズの向きが少し変わっていて、最初の状態と見比べると回転が始まっているのがわかるだろう。ターンをして上がっているこの状態では、まだ波側のレール(写真で右側)がしっかりと入ってしまっているので、これ以上ノーズの向きを変えることはできない。
 

ボディボードのスピンのやり方2:ボードへの乗り込み

乗り込んでレールを抜く
身体をボードにしっかりと乗り込んで、レールを抜こう
ボードが回転する
しっかりと乗り込み、レールを抜くことが出来るとボードが回転する
ここからノーズの向きを変えて回転させるには、波側にしっかり入っているレールを水から抜くことが重要になる。レールを水から抜くと、ボードの回転が始まる。基本姿勢のまま、ヒザがテールに乗り込むぐらいボードの前方に乗り込む。その状態ではノーズが沈んでしまうので、ヒジを伸ばしながら身体を反らして、ノーズかかる体重を減らす。背中の柔らかさで変わってくるが、反りすぎると下腹部が浮いてバランスが取りづらくなってしまうので、最初はおへその下あたりが少し浮く程度を意識しよう。回転してから、さらにライディングを続けるには、あまり体勢をくずさないように!

このボトムターン&ボードへの乗り込みがしっかりできれば、5回中3回は回ることができるハズ。まずこの2つをしっかりと練習して、ボードが回転する感覚を実感しよう!

そして、この2つの練習に適した場所は、崩れてしまった白い波「スープ」。スープで練習するなんて、やっぱりフェイスじゃないと……と思われるかもしれないが、波乗りで上達するために一番重要なことは、回数乗って実際に練習すること。フェイスの部分で練習できればそれに越したことはないのだが、現状日本のビーチブレイクでは混雑は避けられない。1ラウンドに何本しか乗れない時には、なかなか新しいことを練習する気にもならないことでしょう。

それならば、考えを割り切ってしまい、ビーチの手前の誰もいないところで数多く乗って練習するのが一番。特にスピンの乗り込みはボードが走っている状態で行うので、自分が思っている以上に乗り込めないことがほとんど。陸上での練習と、波に乗った状態での練習を数多くこなすことがとっても重要!
 

ボディボードのスピンのやり方3:ヘッドムーブ

ヘッドムーブ
次の進行方向へ向かって、肩と頭を勢いよく振り向かせる
ヘッドムーブ
しっかりヘッドムーブが出来ると、270度くらいの回転はできあがっている
ボトムターンとボードへの乗り込みができれば、ほぼ回ることができるのだが、これだけでは確実ではない。ターンをして乗り込むとテールが横滑りしてボードが回転するが、大体90度くらい回ったところで回転が止まってしまうことが多くなる。そうなると、運がよければ波が押してくれて回れるが、悪ければ戻ってしまったり、ひっくり返されたりしてしまう。この時にしっかり回転をさせるために、自分の頭の動きと力を使う。これがヘッドムーブ。

まず、ボードに乗り込んで90度くらい回った時は、ボードの回転方向とボードの進行方向が逆になっている。写真でみるとボードの回転方向は右側なのに、進行方向は左側になっている。この時の目線は回転方向に合わせるのではなく、進行方向に残すようにしよう。目線を残したままボードが回転していくと、左肩で進行方向が見えなくなる。この時に左側から右側に向かって、思いっきり頭を振りぬく。見るのは足でも陸でもなく、回転した後に進む波の斜面でなければならない。

この頭の動きにより、頭を振る前にはノーズの左側にあった頭が右側に移動し、その力がフラットな状態のボードを動かして回転させる。これがヘッドムーブという動きである。
 
スピンの最後は基本姿勢
ヘッドムーブまでができると、最後は基本姿勢でテイクオフをするような感じで360度回転のスピンが完成!
この状態で最初の向きから270度くらい回転が完成している。写真を見るとよくわかるが、ボトムターンをして、波のトップに上がりながらスピンの動作を行っているから、この時点ではボードはトップに位置している。あとは身体の位置をゆっくり基本姿勢に戻し、テイクオフするように斜面を降りていくことで、360度の回転が完成する。ボトムターンをしっかりして、フェイスを上がりながら回転すれば、最後の90度は乗り込んだ状態ではなく、基本姿勢に戻ってライディングしながら回転することができる。これでスピンの一連の動作が完了!
 

ボディボードのスピンを成功させるコツとは?

スピンで重要な動きは3つ「ボトムターン、ボードへの乗り込み、ヘッドムーブ」。しかし、いきなり3つの練習は大変なので、まずはボトムターンからボードへの乗り込みで回転するということを身体でしっかり覚え、ある程度回れるようになってから、ヘッドムーブを入れていくのがよいでしょう。

スピンではその他に足の上げ方や、頭の振り方などいろいろなスタイルがあり、これでなければいけないという決まりはない。これはライディングスタイルによってい変わってくるので、DVDや雑誌で自分の好きなライディングスタイルを探して、そのライダーのスピンを研究して、自分のスピンを完成させよう!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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