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天気図を読んでみよう(2) 風と高気圧について知ろう(2ページ目)

前回は低気圧についてお届けしました。 さて今回はもうひとつの気圧配置「高気圧」について、です。 無風&波無しのイメージが強い高気圧ですが、いえいえそんな事はありません。

執筆者:恒松 澄子

夏の高気圧

赤道直下付近は1年を通じて海水温が高いため常に上昇気流が発生して
います。
この上昇気流はちょうど太平洋上で下降気流となります。
これが太平洋高気圧で、中心はちょうどハワイあたりにあり
西はアメリカ:カルフォルニア、東は日本沿岸までと
巨大なものです。
特に真夏は、赤道付近の水温はいよいよ高くなるため
太平洋高気圧も大きく成長し、その端が日本列島にまで届きます。


太平洋高気圧

taiheiyou.jpg


高気圧からは低気圧とは反対に時計回りに風が吹き出すので
この高気圧に覆われると日本近海にはあたたかく湿った南風
吹きます。
また、高気圧の東側は東風になり、台風はこの風にあおられて
発達していくのです。
一方、反対に西側のカルフォルニアでは北西の風になるため
さわやかな夏、となるんですね。

このように高気圧の「へり」にあたるエリアでは
常に風が吹いている=波があるのです。
太平洋岸がこの「へり」にかかる場合は
南風がオフショアのポイントには良い波が立ちます。
しかしすっぽり覆われてしまうと、高気圧の中心は風は弱いので
波のない海水浴日よりとなってしまいます。


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index.jpg TOP index.jpg 太平洋 index.jpg シベリア index.jpg オホーツク
index.jpg サーマル
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