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tips for ビギナーズ:ボード編(5) ロッカー&フレックスってナニ?(2ページ目)

実はほんの少し反っているボディボード。今回はボードの反りとしなりについてチェックしましょう。最近どうもテイクオフが遅れがち、なんて方も必見ですよ!

執筆者:恒松 澄子

tips for ビギナーズ:ボード編
サイズ選び テールの形 レール比率 ボードの材質 ロッカー
&フレックス




ロッカー

ロッカーとはボディボードの「反り」指します。

市販されているボードには、もともとほんの少しだけロッカーが入って
います。
反りの向きによって「順反り」と「逆反り」の2つがあり
それぞれ単に「ロッカー」「逆ロッカー」と呼ばれます。


順反り=ロッカー
デッキ側へのロッカーのことで、普通ロッカーといえば
デッキ側の反り具合を指します。

ロッカーが入ることによって、ターンのきっかけがつかみやすく
なりますが、きつすぎると、テイクオフしにくくなってしまいます。
海に入って乾かす、を繰り返すうちにどうしても自然にきつくなって
しまうので、ショップでボードを選ぶ時には、ほぼまっずぐのものを
選びましょう。

また、長期間在庫として置かれていたり、乾燥した場所に置かれていた
ボードもロッカーがきつくなっている事が多いので気を付けましょう。
冬のあいだお休みしていて、春に海に戻った時なども、ロッカーが
きつくなったと感じることがあります。
こんな時は一緒にお風呂に入って?!お湯で洗うと戻る場合も
ありますよ!


逆反り=逆ロッカー
ボトム側へ反り具合を指します。

ほんの少しだけ逆ロッカーの入ったボードは、ボードの「しなり」を
上手く使うと、ターンの際ボードの反り具合を自在にコントロール
できるので、かえって有効だったりもします。




フレックス

フレックスとはボディボードの「しなり」を指します。

フレックスの違いは大まかにいって、やわらかめ、硬め、に分けられ
一般的に、硬めのものは上級者向き、とされています。
しかし、これにも個人差があり、たとえば、筋力の自信のある方なら
ある程度硬めのボードでも上手くしならせる事ができるでしょう。


やわらかめ
コントロールしやすく、波側の肘を意識するだけでレールの出し入れが
ラクです。
しかし、ちょっとした体重移動にも反応してしまうので
波にひっかかりやすく、スピードは出しにくくなります。
でも細かいターンには向いているので、胸以下位の小さな波などには
やわらかめのボードが向いているでしょう。


硬め
コントロールは難しくなりますがスピードは出しやすく、安定するので
比較的大きな波に向いています。



ボードのしなり具合は、前回のクローズアップでご紹介したように
材質によって大きく変わってきます。
まずは材質チェックがポイントになります。
そして、アタリをつけたボードを実際にさわってみて確認するのが
一番ですよ。

材質の他、水温と気温はフレックスに大きな影響を与えるので
要注意です。
水温が上がればやわらかくなり、下がれば硬くなってしまいます。
夏場にちょうどよかったボードが冬には硬くて扱いづらい、という事も
よくあります。

ホームポイントの気候条件を考えてボードを選べるようになれば
アナタももう上級者かも!?




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