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保管のためのボードメンテナンスを本格的にやる方法(2ページ目)

もっともっとスノーボードについて詳しく知りたい!という本格派のあなたのために、保管のための本格的ボードメンテナンスをご紹介します!

執筆者:日色 裕二

作業開始!

■STEP1 エッジクリーニング
エッジクリーニングの目的は、サビの除去と、無数にある傷やケバ立ちをキレイにすることの2つです。ファイルを使って、丁寧に磨いていきましょう。側面も忘れずに。

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    ソール側にテープを巻いて高さをつけておくと磨き易い
    ファイルを使ってエッジを磨く
    ファイルを使って、写真のようにエッジを磨いていくのですが、慣れない内はエッジといっしょにソールも削ってしまいそうで、中々勇気のいる作業になります。なので、はじめはファイルのソールに当たる部分にテープを巻いて少し高さをつけてから作業するとやり易いです。

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    ボードを立てて側面も磨く。サビは残さないように!

     
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    エライザーがあれば、より滑らかに仕上がる
    エッジエライザーで仕上げる
    ファイルをかけた後、さらにエライザーで擦ると、より滑らかに仕上がります。


■STEP2 ソールリペア
エッジの次はソールです。ホットワックスによるクリーニングの前に、まずはリペアをしましょう。

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    エッジ脇は特に傷がつきやすい
    カッターでめくれている部分を切り取る
    右の写真のように引っかいたような傷がつくことはよくありますよね。手で触ってみて、ソールがめくれて残っている時は、カッターで切り取りましょう。

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    カッターで引っかかる部分を切り取ります

     
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    コルクに紙ヤスリを巻くと作業し易い。水を垂らしてから擦りましょう!
    紙ヤスリで擦って、傷ついた部分の角を取る
    カッターで引っかかる部分を削除したら、次は紙ヤスリで傷を擦ります。傷ついた部分の角を取り、滑らかにすることで、滑走時のひっかかりや滑走性の低下を抑えます。あと、擦る際は少し水を垂らしましょう。滑走面の焦げつきを防止します。


■STEP3 ソールクリーニング
リペアが終わったら、クリーニングに入りますが、ここではクリーナーは使いません。ホットワックスにより、ソールの奥まで染み込んだ汚れを一旦ワックスに吸収させ、そのワックスを剥がすことで汚れを取り除いていきます。

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    温度調節をしながら、ワックスを全体に垂らします
    ソール全体にワックスを垂らす
    アイロンをコンセントにつないだら、温度はだいたい110度前後に合わせます。アイロンが温まったら、写真のようにワックスをアイロンにあて、ソール全体にポタポタと垂らしていきます。ケムリが出る場合は、温度が高すぎるサインなので、温度を下げて調節しましょう。
     
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    ワックスをジンワリと溶かしながら延ばしていきます
    アイロンをあて、ワックスを延ばす
    ソールにアイロンをあて、垂らしたワックスを延ばしていきます。作業時の注意点は、アイロンを強く押し当てたり、動きを一点で止めたりしないようにすること。洋服と同じようにソールも焦げます!流れるようにスムースに延ばしていきましょう!
     
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    スクレパーは体に近いところから、前に押し出すように使います
    スクレパーでワックスを剥がす
    ワックスを全体に延ばしたら、間髪を入れず、今度は剥がします。汚れを吸ったワックスを、ワックスが乾いて定着する前に、取り除くんですね。「もったいない」という気持ちは、抑えましょう。


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    はじめは削りカスの汚れ具合に驚くでしょう

     
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    ブラッシングは、しっかりと丁寧に!
    ナイロンブラシでブラッシング
    ワックスを剥がしたら、次はスクレパーでは取りきれないワックスを、ナイロンブラシを使ってかき出します。しっかりと丁寧にブラッシングしていきましょう。
     
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    頑固な汚れには、リムーバーを吹きかけて
    どうしても汚れが取れない時は。。。
    ソールの奥深くに入り込んでしまった汚れは、ホットワックスでも取れないことがあります。そんな時は、汚れにリムーバーを吹きかけて、ブロンズブラシで擦りましょう。あっという間にキレイになります。

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    ブロンズブラシで撃退します

     
  6. クリーニング終了!
    ブラッシングも終了して、キッチンペーパーなどでワックスのカスを取り除いたら、クリーニング終了!汚れが1度では取り切れない程ひどい場合は、何度かこの工程を繰り返します。ピッカピカになるようがんばりましょう!


■STEP4 ワックスコーティング
ソールがキレイになったら、最後にソールとエッジをワックスでコーティングしましょう!ホットワックスの手順はSTEP3と同じですが、今回は剥がす必要はありません。

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    コーティング用に熱に溶けにくい硬めのワックスを塗っておくと、夏場の気温が高い時期も心配がない
    ワックスをソール全体に塗る
    アイロンを使って、ワックスをソール全体に塗ります。ソールの酸化を防止するためのコーティングですので、隙間のないように、少し厚めに塗りましょう。
     
  2. 画像の代替テキスト
    サビを防止します
    エッジにもしっかりとワックスを塗る
    鉄製のエッジはサビ易いです。エッジの上にもしっかりとワックスを塗ってコーティングをしましょう。

     


■STEP5 保管
ワックスコーティングが終わったら、作業は終了。ホコリが付かないように、ケースやカバーに入れて保管します。保管の際は、高温多湿の場所はさけて、風通しの良い場所を選びましょう。



アドバイス

本格メンテは、楽々メンテに比べると、道具をそろえるのにお金もかかるし、作業の手間も、時間もかかります。でも、それはすべて愛用のボードのため。きっと愛情を注げば注ぐだけ、来シーズンも良い滑りができるはずなので、是非皆さんもチャレンジしてみて下さい。

では次回もお楽しみに!
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赤いお店が目印。靖国通り沿い駿河台下交差点のすぐ近くです。
【取材協力】
スポーツファッションのMinami
神田REDS店 ※記事が執筆された2006年時点の情報です。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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