選び方のポイント
ボードについてわかってきたら、次は自分にあったボードを選びましょう。選ぶ時のポイントは下記の5つ。鼻とアゴの間ぐらいを選ぼう |
- 長さ
アゴから鼻の間を目安にしましょう。
ボードの長さは、「身長 マイナス15センチ」を目安に。これはボードを床に垂直に置いた時、アゴから鼻の間ぐらいの長さになります。鼻かアゴかで迷った初心者の人は短い方を選びましょう。長いものより、短い方がターンが楽だからです。
ボードにブーツを合わせてみよう |
- 幅
幅はブーツのサイズが基準になります。幅の目安はウエスト幅が「ブーツサイズ マイナス1センチ前後」と覚えましょう。単純にボードが太ければターンがしづらく、細ければターンがしやすくなります。よって、まずはターンすることを目指す初心者は、ウエスト幅が太めのモデルは避ける。これが鉄則。
逆に、ボードから極端にブーツがはみ出てしまうほど細いものも良くありません。長さに対してのウエスト幅はある程度決まっているので、大足の人、小足の人はサイズには気をつけましょう。できればブーツをボードにあてて選ぶ。これをオススメします。
ボードを押してフレックスの違いを感じてみよう |
- 硬さ(フレックス)
ボードにはキャンバーという反り返りがあって、その反りを踏み込みエッジを雪面に押し付けることでターンをします。よって、スノーボードに慣れていなくてボードをうまく踏み込めない初心者は、硬いモデルは避け、柔らかめのモデルを選びましょう。また同じ理由から、脚力のない女性も技術に関係なく、硬過ぎるモデルは避けた方がいいです。
一目惚れを諦める勇気も必要! |
- グラフィック(デザイン)
ボードには様々なグラフィックがあります。そしてボードを選ぶ側にもそれぞれに好みがあるので、ついついグラフィックだけでボードを選んでしまいがちです。スノーボードをファッションとしてだけで見た場合、お気に入りのボードを買うことは当たり前のことですが、「滑る」「うまくなる」という視点から見ると、グラフィックだけでなく、上記のポイントを満たすボードを選ぶことが必要になります。
実際ショップに行くと、いろんなグラフィックのボードがあるので迷うとは思いますが、時には一目惚れをしたボードを諦める勇気も必要かもしれません。見た目だけではない、本当に自分にピッタリのボードを選ぶことで、スノーボード本来の「滑る」「うまくなる」という楽しみを発見できるかもしれませんよ。まさに恋人探しですね。
値段が高けりゃいいってもんじゃない! |
- 値段
スノーボードショップに行くと、ボードだけで9万前後の高額な商品から、ボード、ビンディングの2点セットで3万円前後という格安セットなど、いろんな値段の商品があります。そこでまず値段が高い商品と安い商品では何が違うのかを大ざっぱに説明すると下記のようになります。
1、フレックスが硬くなる。(ハイスピードに耐えるため)
2、ボードの反発が強くなる。(より高いジャンプが可能)
3、ソールがより滑る素材になる。(スピードが速くなる)
4、軽くなる。(高い開発技術が必要)
これらの性能は、高い滑走技術を持つ上級者が必要とするもので、はじめてスノーボードを購入する初心者に必要かというと、はっきり必要はありません。むしろスノーボードが難しくなります。値段が高い商品は、求めるものが多い上級者のために開発され作られたモデルなのです。
よって、まずは各メーカーの初心者モデルをチェックしてみましょう。値段も手頃で、上記のポイントに当てはまるボードが多いと思います。レベルにあった道具選びが、上達への近道なのは間違いないです。
ボードって、一体いくら?格安商品ってアリ?
レベルと予算にあったボード選びが大切 |
- 初中級モデル 35,000~60,000円
- 中上級モデル 50,000~90,000円
そこで、上記にあてはまらないボード・ブーツ・ビンディングの3点セットで3万円といったような安過ぎる商品はどうなのでしょうか?ガイドとしては良くはなくも悪くもないと思います。毎回レンタルして毎回違った道具で滑るよりは、毎回同じ道具でいつも同じ感覚で滑った方がスノーボードに慣れるのは早いと思うので、マイボードを持つ意味は大いにあります。つまり、予算の都合やスノーボードとの関り方も人それぞれなので、初めは格安のセット商品を選んでもいいと思います。無理して高いボードを買って、滑りに行けなくなると本末転倒ですからね。
ただ覚えておいて欲しいのは、良い道具を使うことで、よりうまく、より快適に、より楽しくスノーボードができるということです。スノーボードの楽しさに触れ、「もっと」を求めるようになったら、次は道具もステップアップして下さい。
わからない点は、ドンドン店員さんに聞く!
専門誌のカタログ号でNEWモデルをチェックしよう! |
最初はわからないことが多いとは思いますが、慣れてくると「道具選び」がスノーボードの楽しみの1つになります。最初に書きましたが、恋人を探すような気持ちで楽しんでいきましょう!
赤いお店が目印。靖国通り沿い駿河台下交差点のすぐ近くです。 |
スポーツファッションのMinami
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