スピードは、サーフィンテクニックを行うとき必要となってきます。テクニックが上達するにつれ、さらなるスピード強化が求められます。そのスピードをつけるためのテクニックが、今回紹介する「アップス&ダウンス」。上手に波の斜面を利用し、加速度つけていきましょう!
アップス&ダウンスって、どんなテクニック?
波のある程度切り立った斜面を利用し、上から下へとリズミカルにサーフボードを動かしながら加速させるテクニックが「アップス&ダウンス」(「アップスーン」ともいう)。実際どのようなテクニックか確認していきましょう。
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徐々に波がホレて(切り立って)きそう |
波が切り立ってくるタイミングを合わせ、サーフボードを波に乗せます。まずサーフボードは岸側に向いていますね。
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体の向きとサーフボードの向きは同じ |
次はサーフボードが進行方向に向いています。上半身も進行方向に向け、決してサーフボードの向きと体の向きがバラバラにならないように心がけましょう。
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波のホレている部分をつかみ滑る |
再び、サーフボードを岸側に向けます。
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前足にしっかりと体重を乗せ、加速度をつけます |
前足にしっかり体重を乗せながらレールを波表面に入れ、加速していきます。
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上半身は進行方向に。ボードも同様 |
スピードを殺さないように、レールを上手に使って次のセクションへ。このとき、上半身を進行方向に向けておいてください。
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ガンガンサーフボードも走り、ここまできたらテクニックも容易に行える |
ここまでできるとスピードに乗ってきます。アップス&ダウンスはテンポよく行うことがとても大切。
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スピードがないと、サーフィンの楽しみに幅が出ない |
波の斜面にサーフボードを上手に合わせてさらに加速。適度にスピードがついたら、お好きなテクニックをどうぞ!
アップス&ダウンスいかがでしたか? リズミカルに、サーフボードの動きと体がバラバラにならないよう体重移動を行いましょう。レギュラーフッターの人は右腕、グーフィーフッターの人は左腕を、上手に使うように意識するとなおいいですね。
プロサーファー紹介
善家尚史(ゼンケナオフミ)
生年月日: 1986年 1月20日
スタンス:レギュラー
ホームブレイク:鵠沼海岸、湘南
湘南、鵠沼をホームグラウンドとし活躍する。2005年のJPSAプロアマ最終戦でクオーターファイナルへ進出し、プロへ転向。その他、多くの大会に参加し好成績を残す。
<関連リンク>
善家尚史ブログ