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サーフィンと音楽の共通点(2ページ目)

湘南をホームとして活動するプロサーファー浜野直美プロ(NAOMI THE MICist)。今回は音楽とサーフィンの共通点を、プロのアーティストとしても活躍する彼に聞いてみた。

執筆者:田村 隆之

サーフィンから音楽の道へ

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プロのアーティストとしてサーフィンで培った経験を生かし活動。彼にとってサーフィンと音楽の関係は切っても切れないのだ
ガイド:音楽活動について聞きますが、アーティスト名NAOMI the MICist(ナオミザマイキスト)の由来を教えてもらえますか?

NAOMI the MICist:アーティスト名はですね、みんなに不思議がられるんですけど、去年までヒップホップパイオニア的存在の方々が活動する「ビーフレッシュ」っていうヒップホップ3人組グループにいたんです。何ともラッキーなことで参加させてもらえることになって。、自分がシンガーで、3年間ツアーとか一緒に回らせてもらいました。

自分的としては、本名の「浜野直美」を使いたかったんですけど、なんか演歌っぽいとか言われて。それで「NAOMI」で始めたんですけど、あまりインパクトがなくて「NAOMI the MICist」に変遷。このMICistっていうのは、「サーフボードからマイクに持ち替えたら、こいつはやるよ」的なマイクテロリストみたいな感じ。

ガイド:ジャンルは何?

NAOMI the MICist:レゲエ「的」な曲をやってます。

ガイド:浜野君がデビューする前、歌がうまいって僕も聞いたことがありまして。いつ頃から音楽に興味があったんですか?

NAOMI the MICist:子どもの頃から、ゴスペルやR&Bが大好きで、よく聞いてたんです、友達に「何でお前こんな曲聞いてるの?」とかいつも言われてました(笑)。中学の頃には、ゴスペルを買いにレーコド屋によく行ってましたね。とにかく変わってたかも。

サーフィンの試合でも、気持ちを上げていくために、アップテンポの音楽を聞くじゃないですか。自分は逆にゴスペル聞いてて、先輩に「気持ち悪い曲聴いてるな……」と言われてました(笑)。

ガイド:どうして、アーティストの道に?

NAOMI the MICist:23歳でサーフィンプロになって1年半ぐらいはツアーに回ってたんですけど、コンテストに対するズレみたいなものが生じてきて……。好きなんですけど、本当に厳しい世界ですから。それでサーフィンの楽しさを伝えていく方向に気持ちかどんどんシフトしていきました。

同時にちょうどその頃、夜間の学校に行っていて4人くらいでバンドしてたんです。そこで真剣に音楽やってみようってなって、29歳の時にキングレコードと契約させてもらいました。

ガイド:浜野くん自身もサーフィンDVDに出演してたりしますが、曲も提供しているとか。

NAOMI the MICist:『ONE LOVE ONE PEACE』を、『湘南最高』っていうビデオのエンディングに使って頂きました。僕にとって思い出深い一曲です。

ガイド:サーフィンと音楽の共通点って、どんな部分?

NAOMI the MICist:共通点は、サーフィンにもハードアンドメローな乗り方があるように、音にも強弱がある。力入れてターンする部分があれば、リラックスして乗る部分もある。すべてに力が入っていたら疲れちゃうし、見た目にも硬い。音楽もそれと一緒で、初めはリラクックスして歌ってても、だんだんサビに近づくにつれてだんだん声を出していく。その強弱が本当に似てると思う。サーフィンをやっていたおかげで、歌い方で助けられたことがたくさんあるんです。歌もサーフィンもハード&メローって、ことですね!(笑)
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