今シーズンのスーパーサーキットは、「ファーストステージ」と「セカンドステージ」に分けて実施される。前半戦のファーストステージは来年1月までの全9節。この前半戦でポイントランキングの上位16名が、セカンドステージ(全6節)に進む権利を獲得できる。すなわち、上位16名に入れなかった選手は前半戦でシーズン終了となるわけだ。ポイントには「賞金」がついており、それを上積みするチャンスを賭けた、なかなかシビアな戦いとなる。
今シーズンには5名の新規選手が参戦している。韓国から世界選手権パリ大会シングルス2位の朱世赫、同ベスト16の呉尚垠、中国から95年世界3位の丁松、ロシアのマキシム・シュミレフ、そして日本の高木和健一。このほか、日本ナショナルチームのメンバーが各節2名参加し、外国のトップ選手を相手に腕を磨く。
さて、「開幕ゲーム」の第1節東京大会では、蒋澎龍(チャイニーズ・タイペイ=写真)が優勝した。
昨シーズン、彼は4度決勝に進出したが、いずれも敗れており、5度目の今回がスーパーサーキット初優勝。開幕直前に背中を痛めて1週間ほど練習ができなかったそうだが、集中力の高さがボールの切れを呼び込んでいる印象を受けた。
蒋澎龍は「1本ずつ1本ずつと言い聞かせてがんばった。とてもうれしい」とコメントした。
なお、今シーズンのスーパーサーキットは、「スペシャルファイナルマッチ」として、上位選手による海外遠征も実施。10月に中国、12月にアメリカ、来年5月か6月にドイツ、フランスでの開催が予定されている。
大会スケジュール、試合結果、参戦選手のプロフィール、テレビ放送予定など、詳細はスーパーサーキット公式サイトを。また関連リンク集はこちらを。