一方、女子の西村卓二監督はメンバー変更に含みをもたせる発言をしていたが、アジア選手権に出場した6名がそのまま世界選手権の代表に選ばれた。これは条件付で、女子の代表を男子と同数の7名にすることが了承され、監督推薦枠が1名増えたため。すなわち、メンバーを入れ替えるのではなく、追加という措置をとったことになる。
すでにお伝えしたように、女子は3月17日から21日まで富山県で合宿をするのだが、その中で「選考会」を実施することを決めている。監督推薦で代表入りした福原愛、平野早矢香、高橋美貴江の3名を含む24名でリーグ戦を行い、1位になった選手を監督推薦枠の1人として世界選手権のシングルスにエントリーする。
選考会の出場メンバーはButterflyのサイトに掲載されているが、西村監督によれば、3月8日現在、小山ちれ(池田銀行)、杉田早苗(四天王寺高)が辞退したという。
福原、平野、高橋のいずれかが1位となった場合、代表メンバーは6名のまま変わらないが、3名以外の選手が1位になった場合でも、その選手が追加されて7名となるだけであり、福原、平野、高橋が代表から外れる可能性はなくなったのである。これにより、福原愛(ミキハウスJSC)の史上最年少出場(14歳6ヵ月)がほぼ確実となった。
世界選手権は今年5月の第47回大会から団体戦と個人戦が、当面の間、分離開催となることが決まっており、西暦の奇数年に個人戦、偶数年に団体戦が行われる。詳しくはこちらの記事。
【第47回世界卓球選手権個人戦パリ大会の日本代表】
*日本卓球協会の発表順
【男子】
[1]松下浩二(ミキハウス)
[2]田崎俊雄(協和発酵)
[3]木方慎之介(協和発酵)
[4]新井周(グランプリ)
[5]坂本竜介(青森山田高)
[6]鬼頭明(健勝苑)
[7]岸川聖也(仙台育英学園秀光中)
【女子】
[1]梅村礼(日本生命)
[2]小西杏(ミキハウス)
[3]藤沼亜衣(ミキハウス)
[4]福原愛(ミキハウスJSC)
[5]平野早矢香(仙台育英学園高)
[6]高橋美貴江(淑徳短大職員)
[7]*選考会の1位選手の追加もありうる
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