直前まで競争させるというのが、僕の基本的なやり方なんです。だから、とりあえず5人をエントリーしましたけど、変更できますので、そのときのコンディションによって6人のうち最高の5人を選ぶんです。選手には、「誰がどこへ出てもいいように」と言ってあります。
今回は予選が2試合しかないんです。3試合目はベスト4決定なんですね。そこにピークもっていくような使い方をしますから、その前に軸になる選手を1回は使ってみないといけないでしょう。予選だからといって、今回は経験を積ませるような起用は、ちょっとできないかもしれないですね。
ライバルになるのが、韓国、北朝鮮、チャイニーズ・タイペイ、中国。そのどこかに勝たないとベスト4に入れないんです。対戦相手によって誰をどう使おうかということなんですけど、まあ、梅村は実力を証明済みですから、エースとして戦ってもらおうとは思っています。藤沼はジャパントップ12で優勝しているし、全日本でも2位になっているわけですから、使えるでしょうね。あとは3人のうち、一番調子のいい者でしょう。
どにかく全種目でメダルをとりたいですね。優勝までいかなくとも、せめてメダル。それにはまず団体戦で勢いをつけたい。シングルスも面白いですよ。梅村は対戦相手によってはメダルを狙える。藤沼は世界ランクを30位まであげていますし、小西も力をもっていますから。平野、福原には若さと勢いがある。