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NT女子・西村卓二監督に聞く(2ページ目)

アジア卓球選手権バンコク大会を前に、国立スポーツ科学センターで合宿をしていた女子ナショナルチーム。2月11日、西村卓二監督にインタビューをした。

執筆者:壁谷 卓

アジア競技大会の団体戦のオーダーをみると、西村監督はベンチの5人を必ず1回は出場させている。アジア選手権でも同じような戦い方をするのだろうか。目標はどのあたりにあるのだろうか。


直前まで競争させるというのが、僕の基本的なやり方なんです。だから、とりあえず5人をエントリーしましたけど、変更できますので、そのときのコンディションによって6人のうち最高の5人を選ぶんです。選手には、「誰がどこへ出てもいいように」と言ってあります。

今回は予選が2試合しかないんです。3試合目はベスト4決定なんですね。そこにピークもっていくような使い方をしますから、その前に軸になる選手を1回は使ってみないといけないでしょう。予選だからといって、今回は経験を積ませるような起用は、ちょっとできないかもしれないですね。

ライバルになるのが、韓国、北朝鮮、チャイニーズ・タイペイ、中国。そのどこかに勝たないとベスト4に入れないんです。対戦相手によって誰をどう使おうかということなんですけど、まあ、梅村は実力を証明済みですから、エースとして戦ってもらおうとは思っています。藤沼はジャパントップ12で優勝しているし、全日本でも2位になっているわけですから、使えるでしょうね。あとは3人のうち、一番調子のいい者でしょう。

どにかく全種目でメダルをとりたいですね。優勝までいかなくとも、せめてメダル。それにはまず団体戦で勢いをつけたい。シングルスも面白いですよ。梅村は対戦相手によってはメダルを狙える。藤沼は世界ランクを30位まであげていますし、小西も力をもっていますから。平野、福原には若さと勢いがある。

ダブルスだって狙えないこともない。梅村と高橋(写真)を組ませたのは、パワーとパワーで押し切ろうという狙いです。三振するかもしれないけど、ホームランも打てる。メダルを狙うには思い切ったことも試してみないといけないですから。
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