富士短期大学(現東京富士大学)の指導者として30年。世界選手権に送り出した選手は17人。経験、実績とも申し分のない西村卓二監督が、ナショナルチーム(NT)女子の監督就任要請を受け入れたのは2001年10月12日のこと。以来、合宿では「自己変革」「捲土重来」などのテーマを掲げ、選手の「自立」を促してきた。

昨年秋の釜山アジア競技大会では、帰化選手2人が抜けた穴をカバーし、団体で銅メダルを獲得。アジア選手権でも一層の飛躍が期待される。まずは監督推薦の3選手の選考理由を聞いた。(女子の日本代表プロフィール)。



平野早矢香については、勢いがあるのを評価しました。昨年のフィンランドオープンではアンダー21で優勝しましたし、デンマークオープンではバトルフィにも勝っている。全日本総合団体では梅村にも勝ちましたし、全日本選手権でもベスト8に入った。急成長しているのが理由です。

福原愛は、2年連続して全日本ジュニアをぶっちぎりで優勝した。一般でも、ダブルスで優勝しましたし、シングルスは一昨年ベスト8、昨年ベスト16に入っている。しかもまだ14歳。10年かけて世界チャンピオンにしなきゃいけない選手の1人であろうということで、将来性も含めての選考です。

高橋美貴江は、チーム戦におけるパフォーマンスが非常にいいのを評価しました。個人戦とチーム戦の戦い方というのは違ってくるんですね。個人戦は徐々に調子をあげていくのに対して、チーム戦は一発勝負のところがあって、そういうものを得意としている。ボールに威力があるし、力以上のものを出せるだろうと。また、ダブルスのことも考えて選びました。

そして、補欠として樋浦令子(ミキハウス)。もし、6人にケガがあったりした場合には樋浦を入れます。