来年の第16回アジア卓球選手権大会(2月22~28日、バンコク)、および第47回世界卓球選手権大会個人戦(5月19~25日、パリ)の国内予選となる男子の1回目の「選考リーグ戦」が11月1日から4日まで、岩手県の水沢市総合体育館で行われ、新井周(グランプリ)が全勝で1位となり、日本代表第1号の切符を手にした。

今回の選考リーグ戦には、ナショナルチーム(NT)のメンバー20名のうち17名が参加した。ドイツでプレー中の坂本竜介(青森山田高)、岸川聖也(仙台育英秀光中)の2人は欠場することになっていたが、去る10月のヨーロッパ遠征で右足ふくらはぎを痛めた松下浩二も開始当日、欠場を決めた(写真上は試合を見守る松下)。
試合は5セットマッチの総当たり戦で行われた。全日本チャンピオン・松下の不在により混戦は必至と思われる中、新井が安定した速攻プレーをみせ、2日目の大森隆弘(東京アート)との「全勝対決」を制すると(写真下=手前が新井)、そのまま全勝街道を突っ走り、3日目で「優勝」を決めた。
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男子の国内予選は残る2回。全日本選手権(12月18~23日、東京武道館)、2回目の選考リーグ戦(2003年1月4~7日、埼玉県越谷市)のそれぞれの優勝者が日本代表になる。そのほかのメンバーは宮崎義仁男子監督の推薦により決定される。
今回の選考リーグ戦の成績は次ページ以降に掲載。リーグ戦の詳しい模様は、次回の記事で紹介する予定。