前期日本リーグ、男子は東京アート、女子は日本生命が優勝
2002年の前期日本リーグが22日~26日、大阪府立体育会館で行われ、男子は東京アートが2期ぶり4回目の優勝、女子は日本生命が6期連続11回目の優勝を飾った。
日本リーグは2001年後期から試合方式を変更した。それまではリーグ戦の成績がそのまま最終順位となっていたのだが、リーグ戦での上位3チームがさらに「優勝決定トーナメント」を戦う方式を導入した。2位、3位が準決勝で対戦し、その勝利チームがリーグ戦1位チームと決勝を戦い、優勝チームを決める。
すなわち、リーグ戦で3位以内に入っていれば優勝のチャンスが残ることになったのだが、早くも導入した昨期、その「恩恵」を被ることになったのが女子の日本生命。リーグ戦は2位だったものの、決勝トーナメントで「逆転優勝」している。
男子はリーグ戦を終えて1位東京アート、2位日産自動車、3位協和発酵の順。この3チームが決勝トーナメントに進んだ。準決勝で日産自動車と協和発酵が対戦し、ホームマッチ(写真は協和発酵対シチズン時計)でストレート負けを喫している協和発酵が雪辱を果たした。決勝では遊澤亮、大森隆弘、韓陽の3本柱をそろえる東京アートが3-1で協和発酵を退けた。
女子は準決勝で池田銀行とサンリツが対戦。池田銀行はエースの小山ちれがサンリツのカットマン・谷口直子に敗れたものの3-1で勝利を収めた。決勝は、全日本チャンピオンの梅村礼を軸とした日本生命が3-1で池田銀行を押し切った。
なお、男子の渋谷浩(日産自動車)、女子の小山ちれが通算100勝を達成し、表彰された。
そのほかの個人賞は掲示板に記載。