OBを減らそう!
ティショットにFWをつかおう! |
身もふたもないようですが、ティショットでOBを出さない効果的な方法は、ドライバーを使用しないことです。3Wや4Wは、ドライバーに比べシャフトが短く、ロフト角が大きいためティショットで使用するとミスになりにくいクラブです。また、飛距離も落ちるため物理的にOBになりにくくなります。
ビギナーゴルファーは、まずティショットでまず前に進むことが大切なので、ドライバーに比べてナイスショットの確率の高いFWやアイアンなどで打ち、OBなどの大きなミスを防ぎます。
1度ドライバーでOBを打った後、FWに持ち替えるのも効果的です。クラブを替える事で、気分転換にもなり、同じミスを重ねる危険が少なくなります。
最近のドライバー事情
最新ドライバーとのヘッド体積の比較。より大きな最新ドライバーのほうがミスになりにくい(写真左) |
20年前は、ドライバーのヘッド体積は200cc前後でした。チタンドライバーが主流となりつつあった10年前でも250ccクラスが主流で、一部に300cc近いものが存在している程度でした。
ところが、2006年の現在、ドライバーの主流は、完全にヘッド体積400ccを超える大型ヘッドとなっており、ルール限界の460cc近いモデルも多く存在しています。
ヘッドの大きさは、ミスの許容範囲の広さを示し、現在の400ccクラスのドライバーは以前に比べ、真っ直ぐ進みやすい構造になっているのです。この違いは、10年前の250ccドライバーでOBになったショットが、ラフに残るくらいの圧倒的な差があります。
一方、FWのほうは、その用途の差からヘッドがそれほど大きくならず、ドライバーほどの進化をしませんでした。そのため現在は、FWのティショットのほうが簡単であると必ずしもいえない状況です。
既にタイガー・ウッズなどのトッププロも460ccのドライバーを使用しており、ドライバーショットに安定感を欠くゴルファーは、400ccを超えるヘッドのドライバーをチョイスするのが、ミスを減らす早道といえそうです。FWやアイアンでのティショットは、飛距離が落ちる特性を利用し、コースが狭いところなどで使用すると依然として効果的なテクニックといえるでしょう。