ハッスル・エイドを総括「もっと多くの人に伝えたい」

その世界観、魅力が詰まった『ハッスル・エイド2007』。インリン様とムタの対峙はプロレス界の歴史的名場面になったと言っても過言ではない
ガイド:さて、17日に行われました『ハッスル・エイド2007』を終えて、率直な感想は?

山口社長:「いままでのハッスルで一番面白かった」という意見を複数の人に言われたんですが、率直に言ってエネルギーを感じました。リングに上がった選手にも会場に来てくれたファンにも。このエイドでまたハッスルの世界観が大きくなったのを感じましたし、もはやどこに出しても恥ずかしくない世界観が完全にやる側にも見る側にも定着している手ごたえも感じました。実はハッスルには難しいテーマや複雑なテーマも内包されているんですが、それがわかりやすくシンプルに表現された大会だったと思います。
もちろん反省点は腐るほどあるんですが、おそらく贔屓目なしで、ボクがファンとして観客席で見ていても面白いと思える内容だったんじゃないかと思います。これはファンには関係ないことですけど、PRIDEと会社が分かれたことでスタッフの数もこれまでで最少だった。みんな徹夜続きで頑張っていたというのを裏で見てたので、選手やスタッフの頑張り、ファンの喜んでいる顔を見て涙が出ましたね。

ガイド:今後のハッスルシリーズを見据えて、今大会での収穫と課題を教えて下さい。

山口社長:あの弱小もいいとこで、どっからどう見ても屈強なモンスター軍に対抗できそうもうもない新生ハッスル軍が、全勝できるところまできたっていうのは感慨深いものがありますね。彼らに厚みが出てくると、ストーリーももっとブ厚くなってくる。PRIDEが“真っ白な真実から物語を紡ぎだすリング”だとしたら、ハッスルは“真っ赤な嘘から真実を紡ぎだすリング”ですよね。そういう意味ではインランプやその他の設定は、いい意味での“真っ赤な嘘”だとしても(笑)、HGや坂田やRGが、体だけではなく心をKUSHIDAやチエが体を張った試合を見せてくれたし、頑張ったという真実は伝わったと思います。ムタの出方もゾクッときたし、そのムタを前にしても堂々とした立ち居振る舞いを見せたインリン様もやっぱりタダ者ではない。天龍さんもあそこまで落とされると、次からの逆襲が怖い(笑)。高田総統も川田選手も尋常じゃないテンションだったし、ハッスルが持ってるエネルギーや世界観が、あの日会場に来ていただいたファン、PPVを見ていただいたファンに伝わった大会になったと思います。

ガイド:ありがとうございます!それでは、最後に山口社長からメッセージをお願いします。

山口社長:このエネルギーと世界観をもっと多くの人に伝えたいし、伝えられる環境を早急につくっていきたい。ハッスルはこれからもっと面白くなっていきますので、よろしくお願いします。

ハッスル山口日昇新社長に聞く(上)〔インタビュー前編はコチラ


※1:2002年にK-1、PRIDE、全日本プロレスが協力して開催したプロレス興行。当時はボブ・サップの出場で話題となり、地上波でのテレビ中継もあった。しかし、イベントは奮わず、翌年に中止となる。2005年にはBIG MOUTHが同名称で再び開催するも、継続して開催できず、イベントはトーナメントの途中にも関わらず幕を閉じた。

※2:プロレスにおいて口外してはならないタブーや暗黙の了解を指すもの。

“アフター・エイド”ハッスル新章を見逃すな!

ハッスルは止まらない。7月11日には後楽園ホールで『ハッスル・ハウス vol.26
ハッスル・キングフォーエバー2007』が、7月14日には浜松へと舞台を移し『ハッスル24』が開催される。大会概要は下記の通り。

◇ハッスル・ハウス vol.26
日時:7月11日(水)開場18:00/開演19:00
会場:後楽園ホール
主催:ハッスルエンターテインメント
入場料:ハッスルVIP 10,000円/スタンドS 7,000円/スタンドA 5,000円/スタンドB 3,000円

◇ハッスル24
日時:7月14日(土)開場17:00/開演18:00
会場:アクトシティ浜松 展示イベントホール
主催:ハッスルエンターテインメント
入場料:ハッスルVIP【特典:ハッスルグッズ付】 12,000円/RRS 8,000円/S 6,000円/A 4,000円

※1歳以上のお子様も入場券が必要
※全席指定・消費税込み
ハッスル公式サイト

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