ハッスルエンターテインメント山口日昇新社長へロングインタビュー後編 |
新体制となって初のビッグマッチとなる、6月17日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『ハッスル・エイド2007』を終えた山口日昇氏に、ハッスルの成り立ちから、これまでのハッスルシリーズを総括。更には、今後のハッスルについて、その構想を語って貰った。
ハッスルの新たなるキーマン、山口氏を知るロングインタビュー後編。
◇ハッスル山口日昇新社長に聞く(上)〔インタビュー前編はコチラ〕
ハッスル誕生の真相とは?
ガイド:具体的なハッスル誕生の経緯というのは?山口社長:以前『WRESTLE-1』〔※1〕ってありましたよね。最初、横浜アリーナ、次に東京ドームでやったイベントなんですが・・・。
ガイド:第1次『WRESTLE-1』の方ですね?
山口社長:横浜アリーナの方は結構チケットも売れたのですが、東京ドームの方はかなり厳しい状況でした。『WRESTLE-1』というのは、K-1と全日本プロレスが表向きは手を組んでやっていくイベントだったんですけど、ドリームステージエンターテインメント(以下、DSE)も協力してやっていたんですよ。ビル・ゴールドバーグの7回の契約先がDSEの関連会社だったんですね。
ガイド:7回ですか!?
山口社長:ゴールドバーグは全日本プロレスに2回出て、『WRESTLE-1』に2回出た。後、3回試合が残ったんです。今考えると本当にメチャクチャ高い金額でしたけど。
ガイド:想像に難くないです(笑)。
山口社長:『WRESTLE-1』は、僕は関節的にしか関わっていなかったのですが、その契約回数から察するに、旗揚げ当初は継続してやっていこうとしていたんでしょう。だけど、幸か不幸か、K-1とPRIDEが割れてしまって、ゴールドバーグの契約だけが残っちゃったんです。そういう事情も絡んでDSEでプロレスのイベントを立ち上げなければならなかったというのがありました。
ガイド:ゴールドバーグの契約試合数消化のために?
山口社長:もちろんそれだけじゃないですよ。もともと、K-1サイドが「プロレスのイベントもやりたい」って始めたことなんですけど、それに関してはDSEの関連会社がババ引いちゃった感じですね(笑)。
ガイド:・・・。