横井宏考。リングス史上最短の4ヶ月でプロデビューを果たすと、さも当然の如く連戦連勝、あまりの強さが故についたあだ名は“怪物君”。プロレス・格闘技のリングを分け隔てることなく行き交い、『ZERO1-MAX』や『ハッスル』、さらには格闘技最高峰の舞台『PRIDE』でも暴れまわるリアル・プロレスラーの一人となった。

しかし、近年は『PRIDE』での連敗、2006年上半期はケガにも泣かされた一年でもあった。それでも9月にアメリカ・ラスベガスで行われたケージファイトで待望の復活。秒殺勝利で溜まった鬱憤を見事に吹き飛ばした。帰国後もさらなる飛躍を目指し、練習に明け暮れている横井に聞いた『プロスポーツ選手のスランプ脱出法』とは、一体どんなものか?

横井「僕、まだスランプ中なんですけど(笑)」

2007年の飛躍を誓い練習に打ち込む横井!“怪物君”復活を刮目して待て!
ガイド:今回のインタビューでは、『プロスポーツ選手のスランプ脱出法』というがテーマなんです。

横井宏考(以下、横井):あ、僕、まだスランプ中なんですけど(笑)。

ガイド:(笑)。それは脇に置いて、これまで横井選手が一番強く感じたスランプはなんですか?

横井:やっぱり、試合に勝てないことですよね。試合で前に出れなくなってしまうといったことがありました。

ガイド:打破するきっかけっていうのは?

横井:練習しかないですね。僕の場合は一回負けたことをきっかけに、連敗してしまい自信をなくしてしまったんですよ。

ガイド:PRIDEで敗戦が続いていた頃ですね。

横井:だから(自信を取り戻すまで)練習をするしかなかった。実際、この前(9月『WPF』vsアンドレイ・フィエート戦)の試合もいっぱい練習しましたしね。とにかく自分に自信がつくまでは……。

ガイド:なるほど。シンプルですけど、横井選手らしい答えですね。また、これがプロレスの方だとどうでしょうか?例えば、思うようなパフォーマンスをできないとか?

横井:プロレスの方が魅せる分、難しいですからね。

ガイド:ツアーによる連戦が多い分、モチベーションのしっかり維持していないと、当然試合のクオリティも高い状態で維持できないですよね?

横井:あ、それはありますね。モチベーションが維持できていないと怪我もしてしまいますから。

ガイド:モチベーションの維持で、気をつけていることはありますか?

横井:でも、試合前は自然に上がりますよね。

ガイド:あ、そういうもんなんですか?

横井:ええ(笑)。でも気持ちを高めないと痛いしケガする。試合中に痛いって思わないためにも、自分にスイッチを入れないといけません。

ガイド:スイッチが入る瞬間というのは?

横井:僕の場合は試合前ですよね。ギリギリでもないですけど、会場に入ってアップが終わったくらいにだんだんと気合がのってきて、試合に集中する、みたいな。

ガイド:それはプロレスや格闘技、海外のリングでも変わらない?

横井:変わらないですね。リングに上がってしまえばやることは一緒。そうじゃなければ、試合しようなんて思わないですから。