プロレス/プロレス関連情報

ゆでたまご嶋田先生が語るキン肉マン3(2ページ目)

最終回となる今回は、『キン肉マンII世』にみる原作者 嶋田隆司先生の苦悩と、決して変わることのない想いを聴いた。“あの頃の少年達”へ贈る最後のメッセージ。

執筆者:川頭 広卓

『キン肉マンII世』で総合格闘技の要素を入れた理由

「総合の要素を入れても、変わらないものもある」と力強く言う嶋田先生
ガイド:闘いの移り変わりも顕著になりました。プロレスだけではなく、総合格闘技の要素も取り入れるようになったりと。

嶋田先生:そうですね。総合的な要素も入れてますが、かといって、出来そうで出来ない闘いというのはやっぱり変わらないんですよね。

ガイド:今のプロレス界に対して、先生なりの想いがあるのかなとも感じました。

嶋田先生:でも、僕たちはプロレスをそこまで意識している訳ではないんですよ。キン肉マンの読者って、全員が全員プロレスファンではないですから。

ガイド:もともと先生がプロレスを見始めたきっかけというのは?

嶋田先生:小学校の時、クラスメイトにプロレス大好きな奴がいて、テレビを見せられたんですよ。そしたら当時、とんでもない外人レスラーがいて、ブルート・バーナードとスカル・マーフィー(注)っていう名前なんですよ。本当に怖いな~って思いながら、見始めたんですよね。そしたら、(日本にも)猪木と馬場っていうのがいるって知ったんです。

ガイド:では、最初は外人レスラーに興味を持って見始めたんですか?

嶋田先生:そうなんですよ。スカル・マーフィーは頭もツルッツルで、眉毛もなくて、ブルート・バーナードはすごい凶暴なんですよ。角材で大木金太郎の耳を削ぎましたからね。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます