日本の投手力は評価高し
投手陣となるとベネズエラが豪華版だ。昨年14勝のC・ザンブラーノ(カブス)、16勝のJ・サンタナ(メッツ)の左右両先発に、抑えには昨年エンゼルスで大リーグ最多記録の62セーブをマークしたF・ロドリゲス(メッツ)を擁する。ドミニカ共和国とは対照的に少ないチャンスをものにして逃げ切ることが勝利の条件となる。投手力で忘れてならないのが日本の質の高さだ。WBCの1次登録メンバー発表を受け、米スポーツ専門チャンネルESPNが、各国を部門別に戦力分析した結果、日本代表はレッドソックス・松坂大輔投手(28)、日本ハム・ダルビッシュ有投手(22)、楽天・岩隈久志投手(27)を擁する先発投手部門で、韓国、キューバを抑えて1位にランクされた。救援投手部門でも2位。その理由として先発3本柱の実力と「日本は3月1日に万全な状態になっている」と準備能力の高さを評価した。