ケガを避けるためイチローが持つポリシー
いままで海を渡り大リーガーとして活躍した日本人選手は多いが、マイナーから這い上がった選手には胸を熱くするストーリがー背後にある |
あれだけ頑丈だったヤンキース・松井秀が06年5月に左手首を骨折し、連続試合出場を1250でストップして以来、両ヒザ痛に悩まされるなど3度もDL入りしている。アストロズの松井稼も1143試合で連続出場が途切れると、通算5度もDL入り。メジャーリーガーはいかに過酷な条件で毎日を戦っているかがわかるというものだ。
イチローのポリシーとして、ケガをしないために盗塁では決してヘッドスライディングはしない。守備でも頭からのダイビングキャッチを試みない。この2つに批判の声もあったが、足の速さと動物的な勘で頭から飛び込まなくてもキャッチやスチールができてしまう事実を見せつけ、その声も封じてしまった。
試合に出なければ打席に立てない。打席に立たなければヒットは生まれない。単純明快な方程式を毎日自分に言い聞かせて、実行している鉄人・イチロー。彼なら45歳、いや、50歳現役もあながち夢ではなく、そうなったら何本安打を積み上げるかは誰もわからなくなる。
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