球団別解説(今年の予想順1位~3位)
【福岡ソフトバンクホークス】
<打線>
ズレータ・カブレラの抜けた穴を、小久保・多村・ブキャナンの新戦力が補うものの、全体としては戦力的に微増で、2005年の強力打線復活とまではいかない。得点力は西武に次ぐ2番目だろう。
<投手>
ガトームソンの新加入で、斉藤・和田・新垣・杉内と5人で形成される先発ローテーションは盤石。抑えも馬原が控える。しかし中継ぎ陣が壊滅状態に陥る可能性があり、先発が早く降板した試合が壊れることも。それでも総合力はリーグ1だろう。
<総合>
ホークスをダントツのパ・リーグ1位とみなすむきも多いようだが、実際は競った展開になるだろう。それでも頭一つ抜け出すと見て、ホークスを1位と予想する。
【千葉ロッテマリーンズ】
<打線>
ズレータの新加入で打線に軸ができた。2005年のマリンガン打線ほどの勢いは取り戻せないが、2006年より50点程度得点力がアップするだろう。
<投手>
投手陣は大きく変わらない。2005年優勝時に整備されたラインナップが、どれだけ調子を取り戻せるかがカギになる。2006年シーズンは防御率がリーグ4位と低迷したが、今シーズンはホークス投手陣に肉薄するだろう。
<総合>
2006シーズンは、2005年優勝とWBCに多くの選手を拠出した疲れもあって、最後まで波に乗れなかった。しかし、もともと整備されたチームとあって、今年は上位を狙えるだろう。得点力は西武・ソフトバンクに劣り、また得点効率も悪いチームなのだが、投手陣で守り勝つことができる。守備にやや難がある点が優勝当時のチームよりも劣る点である。
【北海道日本ハムファイターズ】
<打線>
小笠原・新庄が抜け、グリーンが加入した。新人の金子洋もいいが、昨年の優勝チームよりも大幅な得点力ダウンは否めない。また優勝疲れ的な「連覇のジンクス」もあるだろう。
<投手>
投手陣は去年も果たせなかった、ローテーションの充実が第一となる。グリン・スウィーニーを獲得し、コマ数の不足を補う。去年は大活躍のリリーフ陣は、岡島が離脱した他はラインナップにそう変化はないが、去年ほどの大車輪の活躍ができるかどうか。
<総合>
2006年は強力なリリーフ陣を擁する投手陣で優勝したチームで、今年は去年よりは落ちるとしても、相変わらず後ろは強力だ。打力低下で順位は下がるだろうが、それでもプレーオフ圏内の3位に留まると見る。
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