11/10 サムスン×チャイナスターズ
11/10(金) 12:30/東京ドーム
チャイナ 000 001 0=1
サムスン 000 2101 ×=13
試合総評
サムスン先発は左腕のチョン・ビョンホ。初日に日本ハムに敗れているので、チャイナスターズ戦に必勝を期する。立ち上がり1・2回は上々な滑り出し。3回、チャイナスターズは1死1・3塁とチャンスを迎えるも、後続が断たれ先制機を逃す。
チャイナスターズ先発も、左腕の郭有華。3回までは0点に抑える上々の立ち上がり。試合が動いたのは4回裏。サムスンはチョ・ドンチャンの内野安打をきっかけに、2アウトから6番キム・ハンスがタイムリー2ベース。悪送球の間に2点目も入り、サムスンが2点を先制。
5回裏のサムスンの攻撃はビッグイニングになった。チャイナスターズはこの回から2番手ジュ・ワンユンに投手交代。サムスンは先頭のキム・ジェゴルがレフト前ヒットで出塁、その後2死満塁から大攻勢が始まる。ホームランこそなかったものの、3番手チェン・クンと二人の投手に2アウトから7本のタイムリーを浴びせる。この回合計10点、12-0として試合を決定づける。
その後両チームが6回に1点ずつを取り合うものの、13-1の7回コールドで、サムスンが勝利した。
チャイナスターズ総評
初日のラニュー戦同様、相手打線の打順が一回りする3回までは試合がもったが、中盤から崩れた。特に4回・5回ともに2アウトからの得点で、合計12点と流れを切れなかったのは厳しい。先発の郭有華は4回2失点とまずまず試合を作れたが、2番手・3番手がまるでバッティング投手のように打たれた。
打線は初日よりも湿り気味。チョン・ビョンホにタイミングが合わず、3回の先制機に得点できなかったことが後まで響いた。途中までは試合になっていたが、一方的な展開になって以降は守備も含めてガタガタと崩れ、いいところがあまり見られなかった。
サムスン総評
5回の大攻勢は、今シーズンのサムスンの「つなぐ野球」を発揮でき、前日の日本ハム戦で1点に終わった鬱憤を晴らした。しかし、3番の中心打者「万歳打法」のヤン・ジュンヒョクにまだヒットが出ない。
投手はチョン・ビョンホが無難にまとめ、決勝進出のためには絶対に落とせない星をものにした。サムスンは1勝1敗とし、3日目第2試合のラニュー戦に臨む。